子供の習い事として人気の水泳。
様々なメリットがあると聞きますし、小さい頃から習わせたほうが良いという話を最近耳にすることがあったのですが、実際水泳はいつから習うのがベストなのでしょうか?
今回は、水泳をいつから習うべきかについてや、小さい頃から水泳を習うメリット、子供をスイミングスクールに通わせるにあたって気をつけるべきことについてまとめました。
いつから習うかは子供次第?年齢別で気をつけるポイントとは?
水泳は子供に人気の習い事ですが、いつから習い始めるのがよいのでしょうか?
まず、水泳を習い始めることができる年齢ですが、最近はベビースイミングのクラスを設けているスイミングスクールも多いため、早ければ0歳児からでも水泳を始めることができます。
習い始める年齢を決めるポイントとして、水泳が人気な理由のひとつに「早くから水泳を始めると運動神経がよくなる」という話があります。
なぜかというと、スキャモンの発達曲線という理論によると、子供は5歳くらいまでに8割の神経が発達するため、成長途中の時期に水泳を習わせることで運動神経が良くなると言われているからなんです。
(参考:アクラブ 「スキャモンの発達曲線」 )
それを聞くと、5歳までに水泳を始めたほうが良いと思う方が多いですが、気をつけるべきポイントもあります。
それは子供の体調です。
0歳児〜3歳児までの子供は風邪など体調を崩しやすく、せっかく毎月月謝を払っていてもレッスンをたくさんお休みする可能性があります。
3歳までの子供に水泳を習わせる場合、あまり通ってもらえないことも想定しましょう。
また水泳の上達度としては、早く始めたからその分うまくなるというわけではなく、ゆっくり進級する子や、逆に遅く始めてもどんどん上達する子もいるようです。
有名な水泳選手でも、北島康介選手は5歳から、マイケル・フェルプス選手は7歳からと決して早いとは言えない年齢から水泳を始めた選手もいます。
無理やり通わせると逆に水泳が嫌いになってしまったり、水が怖くて泳げなくなってしまうことがあるため、水泳を始める年齢に囚われすぎるのはかえって子供に悪影響になる可能性もあります。
興味を持ってもらえるよう小さい時から水泳を勧めつつ、親御さんが習わせたい気持ちとお子さんが習いたい気持ちが一致したときに習い始めるのが一番かもしれませんね。
水泳を小さいころから習うメリットとは?
子供の習い事として人気の水泳ですが、小さいころから水泳を習うとどんなメリットがあるのでしょうか。
水泳にはたくさんメリットがあると言われていますが、今回は代表的なものを5つ紹介します。
集中力が身につく
泳いでいるときは、泳ぐことに集中しないと溺れてしまう可能性があります。
また、手の掻き方、脚の動かし方など、色々なことに意識を集中させないとうまく前に進むことができないので、集中力が養われると言われています。
実際、東大生には水泳を習っていた人が多いという話もありますよ。
風邪をひきにくくなる
水泳を続けていると、体温調整能力が高まるため風邪をひきにくくなると言われています。
また、基礎体力が向上するため、水泳を習っていると風邪の治りがよくなったという話もよく聞きます。
持久力がつく
水泳は有酸素運動になるので、持久力が身につきます。
学校の体育では持久走だけではなく、サッカーやバスケットボールなど走り回るスポーツも多いので、そういったスポーツも得意になるかもしれません。
水が苦手な子は苦手を克服できる
小さい時は顔を水に付けられなかったり、シャワーを怖がってお風呂を嫌がるという子もいると思います。
子供向けのスイミングクラスは、ボールを使ったりゲームをしたりと、子供が水に慣れるようなプログラムを考えているため、水の苦手を徐々に克服できる子供が多いです。
心肺機能が向上するので喘息の予防・改善に役立つ
水泳を続けることによって心肺機能が向上するため、喘息の予防や改善にも役立つと言われています。
実際、喘息を改善するために水泳を習っている子は多いですし、私の妹も小さい時は喘息の症状が重かったですが、水泳教室に通うにつれて症状が軽くなっていきました。
水泳を子供が習う前に親が知っておいた方がいい事とは?
小さいときから子供に水泳を習わせるメリットについて知っていただけたと思いますが、習う前に費用についても知っておいたほうが良いでしょう。
スイミングスクールに通うための費用の相場は7000円前後と言われています。
これは、他の野球やサッカーなどの習い事と比較すると2000〜3000円ほど高い値段です。
また、子供の成長は早いため、小さいうちから通わせると水着の買い替えが何度も発生する可能性があります。
そういった意味では決して安くはない習い事になるので、子供が本当に通いたいと思っているか、ちゃんと通うことができるかはよく話し合ったほうがよいかもしれませんね。
すでに触れたように小さい時は体調を崩しやすいので、せっかく通い始めても休みばかりになる可能性があるということも念頭においておきましょう。
また、何のために子供に水泳を習わせるのかということもきちんと考えておく必要があります。
運動神経の発達のためなら4歳までに習い始めたほうが良いですし、小学校の水泳授業で進級するためなら、スタートが早すぎると続かなかったり、途中でやめて泳げなくなってしまう可能性もあります。
水が元々苦手な子なら、最初から泳ぐことを教えるクラスよりも、ゲームなども織り交ぜて(楽しみながら)水に慣れさせることを重視したクラスを探してあげるほうが、続けやすく苦手克服には合っているでしょう。
このように、目的によって習うべきタイミングやクラスが変わってきますので、目的や子供の希望に合わせて適切なタイミングを見つけてあげてくださいね。
まとめ
以上、今回は水泳をいつから習うべきかについてや、小さい頃から水泳を習うメリット、子供をスイミングスクールに通わせるにあたって気をつけるべきことについてまとめました。
水泳には様々なメリットがあり、人気の習い事なので、一度は子供を通わせることを検討したことがある方も多いと思いますが、やはり一番は子供が楽しんで通えることだと思います。
最近は体験レッスンや短期講座などもあるので、そういったレッスンも活用して、焦らず適切なタイミングで通い始められるとよさそうですね。