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氷の穴は何のため?飲食店の氷に穴がある理由について!

氷の穴は何のため?飲食店の氷に穴がある理由について! 食べ物飲み物
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夏の暑い日差しの中、思わず飛び込んだ喫茶店。

冷たいドリンクを飲んでホッとひと息ついた時、目についた氷の穴。

 

「アレって、なんであいてるの?」

そう疑問に思ったことってありませんか?

氷の穴は何のために空いているのでしょう?

飲食店の氷の穴がある理由について調べてみました。

 

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透明な氷と白い氷の違い

私たちの家庭にある冷蔵庫。

そこで作られる氷は喫茶店やファミレスなどで出てくる氷とかなり違いがありますよね。

 

一目で分かる違いといえば、まずは透明度でしょうか?

一般の家庭の冷蔵庫で作られる氷は気泡があり少し濁っていますね。

 

でも、喫茶店やファミレスで見る氷はどうでしょう。

透き通ってきれいです。

また、家庭で作られる氷には喫茶店やファミレスで見る氷のような凹みはありません。

このふたつの違いってなんでしょうか?

 

透明度の違いは空気と不純物

空気は、大気の中だけではなく水の中にもあります。

その水には空気だけではなく、様々な成分が溶け込んでいます。

 

一般家庭に提供されている水道水に含まれているのはH2Oだけではなく、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどの4大ミネラルやバナジウムなどです。

 

そして私たちが安全に飲めるように様々な過程でろ過して、塩素で殺菌されています。

(参考)【水】丸分かり情報サイト

 

このような不純物が混じっている水を普通に冷凍庫で凍らせると、それらの不純物や残った空気が白い気泡となって濁ってみえるのです。

 

透明度は溶けやすさの違いにも影響!

空気や不純物が入っている白い氷は透明な氷に比べて溶けやすくなってしまいます。

その理由は空気や不純物が多いと熱が伝わりやすくなるためだそうです。

その結果として溶けやすい氷になってしまうのです。

(参考)氷を用いた最新の鮮度保持技術 アイスマン株式会社(PDF)

 

飲食店の氷の穴には理由があった!

では喫茶店やファミレスの氷に凹みがある理由は何でしょうか? 

 

喫茶店やファミレスなどの飲食店では来店するお客様にすぐに対応できるよう、氷は常に準備されていなければなりません。

そのため一気に大量の氷を製造する必要があります。

そこで登場するのが飲食店などに使用される業務用の製氷機です。

(業務用製氷機の一例):ホシザキ株式会社の紹介ページより

 

 

この製造過程で出来るのが、氷の穴なのです。

できる理由には必然性があったのですね。

そして出来上がった氷は、当然ながら透明なのです!

 

そして溶けにくい氷であることも、もうお分かりですよね。

 

透明できれいな氷の作り方

このような透明できれいな氷を家庭でも作れないものでしょうか?

 

実は作れます。

その方法は次の通りです。

 

ゆっくり冷やす

1つ目のポイントは出来る限りゆっくりと時間をかけて凍らせることです。

冷凍庫の温度は通常マイナス18度程度に設定されているようですが、その温度をマイナス10度などに設定することで時間をかけて凍っていくようになります。

 

他の冷凍食品がある場合、設定温度は上げない方がいいでしょう。

それが難しい場合は、割りばしなどを下に敷いて直接製氷機皿に冷気があたらないように工夫しましょう。

 

不純物の少ない水を使う

2つ目のポイントはなるべく不純物の少ない状態の水を使うこと。

 

先に述べましたように、水道水には様々な成分が含まれています。

そうした不純物を出来る限り取り除いた水を使用することが大切です。

 

浄水器を通した水を使うか、一度沸騰して冷ました水を使うと良いでしょう。

 

または、一度沸騰させて冷ました水を使って氷を作り、その氷を溶かした水を使うことによって限りなく不純物を除去して作る方法もあります。

(参考)イマセキ氷技術研究室 実践 氷業学

 

市販のミネラルウォーターやアルカリイオン水は、その成分そのものが不純物となってしまうため、使用するのは控えた方がよさそうです。

 

この製法を使って、私も自宅の冷凍庫で試して作ってみました。

 

用意したのは、紙コップ、輪ゴム、プチプチ(気泡緩衝材)、原料となる3種類の水です。

 

 

その結果は以下の通りとなりました。

透明な氷作りにチャレンジ

 

左から

①⇒水道水を使用 
②⇒一度沸騰させて冷ました水を使用 
③⇒②で作った氷を溶かした水を使用

 

本当はゆっくり凍らさなければならないのですが、夜10時にセットして、翌朝10時にとり出し小一時間ほど時間をおいた結果です。

 

左端の水道水を使用した場合は白濁が一目瞭然ですよね。

中央の氷は一度沸騰させて冷ました水を使用しているので、だいぶ不純物が少なくなっているのが分かります。

右端がその不純物が少なくなった氷水で作っただけに、白い部分が一番少ないのが分かるかと思います。

 

本当はもっと透明な氷ができるのを期待していたのですが、途中で余った水を捨てるという手順を省いたため(就寝中だったので・・)こうした結果になったものと思います。

 

改めて記事にはしないと思いますが、今度は真逆の時間帯で再挑戦してみたいと思っています。

 

自家製製氷機グッズ

「自分で作るのは面倒くさ~い!」という方のために、家庭で簡単に透明できれいな溶けにくい氷を作る製氷機グッズが市販されています。

 

(販売商品の一例:楽天市場)

 

楽天市場やAmazonでざっと検索結果を確認してみたんですけど、丸い氷を作る製氷皿のほうが多い印象です。

キューブ型(立方体タイプ)の氷よりも丸い氷のほうが作りやすいんですかね?

(リンク)
⇒ 「製氷皿 透明」の検索結果(楽天市場)

⇒ 「製氷皿 透明」の検索結果(Amazon)

※検索フレーズは一例ですので、うまくヒットしない場合は各自でご調整下さい。

 

お値段も幅があるようですし、商品も様々な種類がありますのでいくつか見比べてみてもいいかもしれませんね。

 

まとめ

このように喫茶店やファミレスなどの飲食店で出される氷に穴がある理由はお分かりになったかと思います。

また、家庭でも手を加えれば穴こそありませんが、同じように透明できれいな氷を作ることができることもわかりました。

 

透明な氷を作るために便利な製氷皿も市販されていますので、あなたも工夫を凝らしていろんな好みの形の氷を作ってみませんか?

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