毎年冬になると「高齢者の住宅から火事」というニュースをよく目にします。
身近な親族に一人暮らしの高齢者がいる方は特に心配ですよね?
そこで今回は大切な人を危険から守るために、高齢者にも安全な暖房器具選びのポイントを紹介します。
高齢者でも安全な器具選びのポイントは安心・安全なもの
高齢者の暖房器具選びのポイントは安心と安全です。
まずは正しい方法で使用できるよう、操作が簡単なものを選びましょう。
スイッチ一つでONとOFFが可能なエアコンやこたつ、電気ストーブなどはよく使用されています。
電気ストーブでは人感センサ−がついている、触っても熱くない、衝撃を与えると電源が切れるなど様々な機能を備えた商品があります。
購入の際にはその辺りチェックしておきましょう。
また石油ストーブの場合は少し操作が複雑です。
操作方法を誤ると不完全燃焼を起こす原因となります。
燃料の入れ忘れによる空焚きにも気をつけましょう。
火事の犠牲者の多くは高齢者で原因の多数は消し忘れ
東京消防庁のホームページによれば、電気ストーブ火災による死者は75歳以上の後期高齢者が70%を占めていると報告されています。
しかも一人暮らし高齢者の就寝時が多いです。
布団などがストーブに触れたことによる着火や一酸化炭素中毒が原因のようです。
電気ストーブは石油ストーブのように火を使用しないため、危機意識も低くなりがちです。
普段から周りにはものを置かないことを意識し、消し忘れがないように気をつけなければなりません。
カーテンやこたつの近くで使用していないかなど身近な人が確認してあげましょう。
(出典:東京消防庁 )
高齢者に安全な消し忘れ防止のセンサー機能
外出時や就寝時に消さないといけないことは分かっていても、やはりうっかりしてしまうことがあります。
そこで暖房器具を選ぶ際に注目したいのが、消し忘れ防止センサー機能です。
ちなみに我が家のファンヒーターにはタイマー機能がついていました。
一定間隔でタイマー音がなり、継続するボタンを押さなければ自動で電源を切ってくれるというものです。
私はうっかり昼寝してた際など、そのタイマー音で起きることも多かったです。
また、暖房器具自体にそのような機能がついていない場合に活用したいのが、コンセントタイマーです。
決まった時間を設定すれば自動で切ってくれます。
こたつなど消し忘れが多いものにつないでおくと便利です。
(商品一例:楽天市場)
まとめ
暖房器具には様々な安全機能があることがわかりました。
しかし、重要なのは使用方法です。
両親が高齢で心配という方は、操作が簡単で安全な利用方法について再確認をしておきましょう。