会社や家庭でホワイトボードを使用していると、表などを見やすくするために罫線を書くことってありますよね。
この罫線がうまくかけなかったり、きれいに書いたのにはみ出した文字と一緒に消してしまって二度手間になったりと、困ったことはないでしょうか?
油性マーカーで罫線を書くなど工夫をされている方もいると思いますが、それよりも確実に、ホワイトボードに消えないまっすぐな罫線を書く方法があるんです。
今回は、ホワイトボードに消えない罫線を引くためのグッズとその引き方をご紹介します。
ホワイトボードの罫線を書く専用塗料があるって本当?その特徴とは
まず紹介するのは、ホワイトボードの罫線を書くための専用の塗料です。
(商品一例:楽天市場)
⇒ はがせる!国産 ホワイトボード用線引き塗料トレセンTOR-1
マーカーペンのような形状の容器に塗料が入っていて、押すと塗料が出てきます。
線を引く時は定規やマスキングテープなどを使って、塗料を均一に伸ばしていくときれいな直線を引くことができます。
このタイプの商品の特徴は、線の引き方を間違えてしまっても乾いた罫線を端から剥がすことができるので、書き直しが可能なことです。
そして、次に紹介する罫線テープよりも耐久性があり剥がれにくいところもポイントになります。
一方で、いくつか注意点もあります。
まず、乾くまでに24時間は放置しないといけないので、すぐに使いたい人には向かないかもしれません。
そして、罫線テープより耐久力はありますが絶対に落ちないわけではないので、どうしても消えない罫線を書きたい人は、後から説明をするレーザー方式を検討してみてください。
また、均一に塗料を伸ばすのが難しいようで、いくつかのサイトで口コミを見たところ、失敗する、使いにくい、定規が汚れるといった意見もありました。
特に、ホワイトボードが壁に据え置きになっていて縦状態でしか作業できない場合は、かなり作業がやりにくいかもしれません。
便利だけれど、手先が器用で時間のある人向けの商品という感じなので、罫線テープでは満足できない!という方はこちらに挑戦してみると良さそうですね。
ホワイトボードの罫線用にテープがあるって本当?引き方は貼るだけ
続いては、罫線テープを紹介します。
(商品一例:楽天市場)
⇒ コクヨ 罫線引きテープ ホワイトボード用 T-503
こちらは修正テープのような形状になっているものが多く、修正テープのような引き方も可能です。
この形状でまっすぐ線を引くのが難しい人は、必要な長さのテープを伸ばし切ってから貼り付けるという方法でも使用できます。
このタイプの商品の特徴は、テープが均一な線になっているので、塗料と違って汚れにくく失敗しにくい点が挙げられます。
500円前後で購入でき、安いものでは100均でも同じような商品があるそうで、家庭で使用する場合などはコストを抑えつつ手軽に試せるのも嬉しいポイントですね。
また、似たような商品で色付きのテープも発見しました。
(商品一例:楽天市場)
⇒ HULISEN 12個セット フリーテープ 線引きテープ ホワイトボード用 多機能 (幅3mm)
塗料や後述のレーザーでは、黒色しか発見できませんでした。
小さいお子さんが触る機会のある人や、黒線では味気ないという人は、色を使い分けても良いかもしれませんね。
塗料よりも剥がれやすいというのがネックですが、口コミを見る限り意外と耐久力はあるようです。
使用頻度が高い人でなければ罫線テープを使用する方法が、一番コスパが良いと思います。
罫線テープを貼った上から、透明シートを貼ってテープが剥がれない工夫をしている人もいるので、塗料で罫線を引く作業が苦手な人はこうした方法もおすすめですよ。
(商品一例:楽天市場)
⇒ 国内フィルム工場製 お徳用ホワイトボードシート 透明 A3(2枚)420×300mm 裏面シール
もう一つの検討ポイントは、形状がテープなので調べた限りでは最少でも1mm幅からの商品が多かったことです。
もっと細い線を引きたいという人は、塗料やレーザーのほうが向いているかもしれませんね。
ホワイトボードにレーザーを使って罫線を引く方法
最後に、どうしても罫線が消えないようにしたいという方向けに、レーザーを使って罫線を引く方法を紹介します。
ちなみに、こちらはかなり費用がかかる方法なので、家庭向きや個人利用向きではありません。
まず特徴としては、レーザー方法で使用できるのはホーロータイプのホワイトボードになります。
なぜかと言うと、ホーロータイプはホーローが2層になっていて、1層目のホーローをレーザーで溶かして線を引くという仕組みになっているからです。
そして、レーザーで罫線を引くので、0.2mmからの細い線を引くことができます。
さらにメリットとして、半永久的に罫線が消えません。
自分で罫線を引くのではなく、業者にお願いすることになるので絶対に失敗しないし、作業の手間がかからないというのもポイントですね。
一方、デメリットはやはり価格です。
ホワイトボードのサイズや引いてほしい罫線によっても値段が変わってきますが、ここまでに紹介してきた3つの方法の中では一番費用がかかります。
参考情報として、以下のサイトは一番小さいサイズでも18,000円からでした。
(参考) エコノミーオフィス(楽天市場店)
料金・価格の記載がなく見積もり相談からというサイトもあるので、いくつか見積もりをもらって比較してみるのが良いかもしれません。
また、業者で作業してもらうので、申込みから納品までに時間がかかりますので、すぐ使いたい人にはネックになります。
やはりコスト面との兼ね合いを考えると、個人利用には不向きというか「そこまでしなくても」という印象が強いですね。
会社など業務で利用するホワイトボードで、使用頻度がかなり高いということであれば、こちらの方法を検討するのも良いかなと思います。
まとめ
以上、ホワイトボードに罫線を書くのにおすすめの商品と特徴についてまとめました。
個人的な感想ですが、自由に書けるのがホワイトボードの特徴なので、使用方法が変わって罫線がいらなくなる可能性や罫線を引く手軽さを考えると、まずは罫線テープから挑戦してみて物足りなければ専用塗料を使ってみる、というのが一番気軽な方法ではないかと思います。
それぞれメリット・デメリットがありますので、自分の使用頻度や罫線を書き直す手間などを踏まえて、検討してみてくださいね。