みなさんの家では、新聞の購読をされていますか?
学生の頃は、テレビではなく新聞を読めるようになりなさいと言われた経験がある人も多いと思いますが、実際のところ、本当に新聞は読んだほうが良いのでしょうか?
読んだほうがいい、読まないほうがいい、どちらの意見もあるので、今回は新聞を読むメリット・デメリットや、読まない人が増えている理由、購読の場合の節約情報などについてまとめました。
大人になったら新聞を読むのが当然?
子供の頃、両親が新聞を読んでいる光景が当たり前だったという人は多いのではないでしょうか?
大人は新聞を読むもの、ビジネスマンの一般常識として新聞は読んだほうが良い、と言われたことも一度はあると思います。
しかし、最近はSNSやスマホの普及もあってスマホアプリを活用してニュースを読んだり、話題になった出来事をネットで調べたり、という人も増えてきています。
無料で手軽に調べられる情報源があると、わざわざ新聞を読む理由(必要性)がない気もしますよね。
実際、日本新聞協会の調査によると、読者数の減少もあってか新聞の発行部数は年々減少しているそうです。
新聞は、大人として読むべきなのでしょうか?
新聞を読むメリット・デメリット
大人が新聞を読む理由にはどんなものがあるのでしょうか?
新聞を読むメリットについて考えてみると、大きく3つのポイントがあることが分かりました。
テレビのように放送時間が決まっていないので、トップニュースだけではなく細かいニュースも含めて、自分の好きなタイミングで好きなだけ読むことができます。
また、見出しを追って自分の知りたい順番にニュースを読むことができるもの、テレビと違った新聞のメリットと言えますね。
新聞は、経済面や社会面などジャンルによってニュースがまとめられています。
ネットなどでニュースを読むと、どうしても自分の興味のあるジャンルやトップニュースだけに偏りがちです。
新聞をまんべんなく読むことで様々なジャンルのニュースを知ることができるようになりますよ。
ビジネスマンや就活生に経済動向のわかりやすい日経新聞が人気なのも、こうした情報収集が理由なのでしょうね。
最近の若者は新聞を読まないと言われるように、どちらかというと年配の方ほど新聞を購読している傾向にあります。
会社の上司や取引先の方などとの世間話や打ち合わせ前のアイスブレイク等として、新聞の記事などの話題を出すと好印象を抱いてもらえたり、その後の仕事の話などがスムーズに進む可能性もあります。
営業職の方などは、特に取引先の業界のことを知っているほうが信頼してもらえると思うので、新聞で情報収集をすると効率的ではないでしょうか。
反対に新聞を読むデメリットについても考えてみると、こちらも大きく3つにまとめられました。
新聞の購読費用は、かなり費用がかかるんです。
値段(定期購読料金)は新聞社によって異なりますが、朝刊・夕刊セットで大体月3,500円〜5,000円なので、一人暮らしの方には特に大きな出費になります。
無料で利用できるニュースアプリなどが多いことを考えると、若者が新聞を読まなくなるのも分かる気がしますよね。
ニュースと聞くと偏りのない事実が伝えられているものと思いますが、実はそうではない可能性もあるんです。
新聞社には特性や持論の傾向などがあり、テレビのようにただニュースと伝えると言うよりは、自社の持論まで含めて展開する社説などもあるので、それによって同じニュースでも伝え方が変わってきます。
(※公共性・中立性の観点から大きく偏った報道はされていないと思いますが、それでも各社ごとにスタンスがあって切り口が異なってくるのは仕方ない部分かもしれません。)
偏った考え方になるので新聞なんて読まないほうがいいという意見もありますし、ニュース解説などで有名なジャーナリストの池上彰さんは、新聞は2紙以上読んでインプットする情報(主張や見解も含めて)が偏りすぎないようにすることがポイントだと言っているようです。
新聞は土日祝日を除き、原則として毎日朝刊・夕刊を発行していますが、過去のものを振り返って何度も読み返す人はなかなかいないと思うので、基本的に読み終わったものはゴミになります。
毎日配達されるわけですからどんどん溜まっていきます。
この新聞ゴミが部屋のスペースが取られてしまって邪魔に感じる人は多いのではないでしょうか?
さらに新聞紙は燃えるごみではなく、資源ごみとして回収されます。
住んでいる場所によってはごみの出し方などが変わってくる場合もありますので、分別なども含めて少し手間がかかる印象がありますね。
新聞を読まない大人が多い理由
新聞を読むメリットとデメリットについてまとめましたが、実際、新聞を読まない人は大人でも増えてきています。
デメリットで挙げたことも理由になりますが、合わせて「新聞を読む時間がない」と考えている人が多いようです。
新聞はかなりボリュームがあるので、一気に全て読もうとすると時間がかかりますし、大きい紙面に文字がびっしり書いてあるので、本と違って読みにくさもありますよね。
もちろん全てを読む必要はなく、気になった記事を読んでいけばいいのですが、せっかく購入しているのに数記事しか読まないであれば、ちょっともったいない気もしてしまいます。
時間がないビジネスマンにとっては、わざわざかさばって読むのに時間のかかる新聞を読むよりも、スマホなどで気軽に読めるネットニュースのほうが時間もスペースも取らないですし、何より無料で読めるものが多いので、経済的な面も含めて必然的に「新聞は購読しない」という人は増えてきているようです。
また、新聞の浅い知識を集めるよりも、専門書など仕事に直接関係のある情報を取り入れるほうが良いと考えている人も多いようです。
数年前の投稿ですが、あのホリエモンも10年以上読んでいないと投稿していました。
もう新聞なんて10年以上前に読むのやめたわ笑。って思ったら実は刑務所入ってた間は仕方なく読んでたわ笑。
小泉進次郎が今年から新聞を読むのをやめた理由 (現代ビジネス) – https://t.co/PoSz2nhCfl— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) January 6, 2018
読まないほうがいいというのは言い過ぎな気もしますが、ビジネスマンとして無いと困るツールではなさそうですね。
一人暮らしの大学生は就活に有利になる?
新聞を読む人が少なくなっているとはいえ、まだまだ新聞を読むのは社会人として当然、と考えている方もいらっしゃいます。
そのため、面接対策や社会人になる事前準備として、新聞の購読を検討する就活生もいるのではないでしょうか?
実際、新聞は世の中のことを広く浅く知ることができるので、面接時の時事問題などの対策にも活用できます。
さらに、様々なジャンルのニュースがまとめられているので、就職したい業界の業界研究にも利用できると思います。
新聞離れが加速しているからこそ、逆に新聞を読んでいることは年配の面接官にも好印象を与えられるのではないでしょうか?
また、社会人になると経済についての動向を知っているほうが仕事がやりやすい場合もあるので、日経新聞などの経済中心のニュースに早くから触れておくと社会人としてのスタートダッシュが切れそうですね。
朝日新聞は一人暮らしの学生向けに学割プランを提供していますし、毎日新聞は、一部地域限定ですが学割プランを発見しました。
購読を検討している人は、こうしたプランを活用してみると安く購読ができて、他の就活生と差がつけられるので有利になるかもしれませんよ。
新聞購読費の節約方法
つづいて、新聞を取りたいと考えている方向けに購読費の節約方法をご紹介します。
試読を活用する
いきなり購読を開始する必要はなく、無料購読できる「試読」を利用してみましょう。
これは多くの新聞社が提供しているサービスで、「特定期間だけ新聞の無料配達を行う」というキャンペーンです。
多くの新聞社が7日間分は無料配達してくれる仕組みになっているようで、そのまま自動延長されることもないので、安心して利用できます。
定期購読してみたいけど本当に読めるか分からない人や、どの新聞を取るか迷っているという人は、まずはこれを利用してみることをおすすめします。
朝刊のみにする
新聞は、朝刊・夕刊のセットが多いですが、朝刊だけにすると1000円ほど購読費を抑えることができます。
毎日読む時間があまりなくてもったいないという人や、とりあえず購読してみようという人は、まずは朝刊だけのプランで始めてみるのが良いかもしれません。
新規購読対象のキャンペーンや特典景品を活用する
新聞社は新規購読の人を対象に、景品がもらえるキャンペーンを実施しているところが多いです。
カタログギフトや提携会社のポイント・マイル付与など、景品内容は新聞社や時期によって様々なので、興味のある新聞社の景品内容もチェックしてから選ぶと、よりお得に購読できますよ。
読みきれない人は、一部だけ購入する
新聞は、コンビニや駅の売店などでも比較的簡単に購入することが可能です。
読む時間のことやペースの事を考えると毎日は多すぎるという人や、購読料金が高すぎるという人は、読む時間のある時に一部だけ購入して読むという方法でも充分新聞に触れることは可能です。
その都度購入した場合、単価でみれば割高になってしまいますが、月に数回しか読まないのであれば、月のトータルでかかる費用で比較するとこちらのほうが費用を安く抑えられてお得になる場合もあります。
新聞を読むことに慣れてきたら定期購入に切り替える事もできますし、いきなり定期購読するのが不安な方は、試読や一部ずつ購入などでペースを掴むところから始めると、苦にならずに新聞を読めるようになるかもしれませんね。
まとめ
以上、新聞のメリット・デメリットや、購読費の節約方法についてまとめました。
新聞は絶対に読まないと困るわけではないし、読まなくても良いものというわけでもありません。
一般教養や時事情報などの情報収集手段の一つとして必要に応じて活用するほうが良さそうですね。
自分が知らなかった面白い記事に出会えたりすることもあると思うので、興味のある方は雑誌感覚で試しに購入をしてみるもの良いかもしれませんよ。