毎日のお風呂や朝晩の洗顔で使っている石鹸。
卸したての石鹸は泡がモコモコして気持ちがいいですね。
でもしばらく使って石鹸が小さくなってくると、「あれっ、泡が立ちにくい!」なんて思ったことってありませんか?
「石鹸が最後まで使えない?」こんな残念な事ってないですよね。
今回は泡立たない石鹸を復活させる方法についてまとめてみます。
小さく古くなった石鹸が泡立たない⁉
使い続けて小さく古くなった石鹸が泡立たないほどイライラすることないですよね。
泡立たないと汚れも落ちていなさそうで…。
でも大丈夫!
石鹸を最後まで泡立たせる方法としては、いくつかの方法があります。
・便利グッズを利用する
・電子レンジを活用する
その具体的な方法はあとでお伝え致しますね。
石鹸が泡立たなくなる原因
さて、石鹸が小さく古くなってくると泡立たなくなる理由はなんでしょう?
それには主に2つの理由があります。
・水道水などに含まれている微量のカルシウムイオンなどが石けんの表面について水に溶けにくい成分に変化する。
石鹸には、水に溶けやすいオレイン酸などの成分と、水に溶けにくいステアリン酸などの成分がバランス良く配合されています。
水に溶けやすい成分は泡立ちが良く、水に溶けにくい成分は固形石鹸の固さを保つという性質はあるものの、泡立ちはあまり良くありません。
小さく古くなった石鹸が泡立たなくなるのは、使い続けているうちに水に溶けやすい成分が先に溶けだしてしまい、水に溶けにくく泡立ちの悪い成分だけが残ってしまうためなのです。
また水道水にはカルシウム成分が含まれています。
カルシウム成分は石鹸の表面に着くと水に溶けにくい成分に変化してしまうようです。
その変化によって石鹸の表面が固くなり泡立ちが悪くなってしまうのですね。
(参考)花王グループ 製品Q&A
ひび割れも起きてしまう!
また古くなった石鹸はひび割れも起こしてしまいます。
市販されている石鹸は、主に機械練りという製法で作られています。
これは、石鹸素地を機械で練って押し出し、形を整えて石鹸にする製法です。
この押し出した時に、目には見えない縦型の筋が入ってしまうのです。
石鹸を使用したあと十分に水気を切らずに放置すると石鹸がふやけたり乾燥を繰り返し、その筋に沿ってひび割れが起きてしまうのですね。
ただし、ひび割れがあるからといっても泡立ちに影響はなさそうです。
それでもひび割れが気になる場合は、使ったあとにしっかり水気を切っておくことで元の形を維持できるようです。(ひび割れしにくい状態を保つ)
このように石鹸に多少のひび割れがあっても、最後まで大事に使えばまだまだ泡立ち効果は期待できそうですね。
石鹸を最後まで泡立つように使い切るコツ3選
では、日常生活に欠かせない石鹸を最後まで泡立つように使い切るコツを調べてみましょう。
使用後の保管の仕方に注意する!
使用後、水分に弱い石鹸をそのままにしておくとふやけた状態になってしまします。
そのまま放置すると石けんの寿命が短くなってしまいます。
使用後はペーパータオルなどで表面の水分をふき取り、水はけのよい受け皿やスポンジ等の上に置いて出来るだけ水がかからない状態を保ちましょう。
ひと手間かけるだけで、最後まで石鹸を使い切ることができます。
(商品一例:楽天市場)
グッズを利用する
それでも石鹸が小さく古くなって泡立たなくなってきたら、次のようなグッズを利用する手もあります。
・泡立てネット
これが一番手軽な方法です。
このネットの中に古く小さくなった石鹸を入れて軽くこするだけで自然と泡が立ってきます。
網目は細かい方がいいですね。
最後までしっかり使えます。
(商品一例:楽天市場)
肌に潤いやしっとり感をもたらす牛乳石鹸やオリーブ石鹸は泡立ちがあまりよくありませんが、この泡立てネットを使用することでより豊かなきめ細かいモコモコ泡が実感できますよ。
・ダイソー:泡だて器 ほいっぷるん
これも、超簡単な方法ですね。
今、巷で話題に上っているグッズのようですよ。
器の中に石鹸をこすって入れ、ポンプをプシュプシュするだけで、クリーミーな泡が出現するとのこと。
コスパもいいですね。
(商品紹介動画:YouTube)
電子レンジで再利用する
電子レンジを使って、泡立たなくなった石鹸を再利用する方法です。
小さくなった石鹸やひび割れた石鹸も一緒に牛乳パックなどに入れ、水を7分目くらい加えて電子レンジの中へ。
レンジで20~30秒くらい加熱します。
泡がモコモコと立ってきましたら、即停止!
レンジから出して冷まして使います。
卸したてのような石鹸に変身しますよ。
(参考)家電Watch
実は私も自宅で試してみました。
方法は上記のやり方と少し違いますが、小さくなった石鹸を包丁で細かく刻み、その1/5程度の水と一緒に紙コップの中へ入れ、電子レンジで加熱。
すぐにボコボコと泡立ってきますので、即スイッチoff!
一晩常温でおき、翌朝紙コップから取り出すと、形は悪いのですがツルツルで柔らかい石鹸へと変身していました。
水をかけて使ってみると、意外に泡立ってきましたよ。
使った石鹸が小さ過ぎて、もう少し石鹸が残っていたのならもっとボリューム感のある石鹸になっていたのでは…というのがチョット残念な点でした。
まとめ
このように私たちの日常生活になくてはならない石鹸。
使うたびにフカフカ・モコモコ泡の心地よい石鹸であって欲しいですよね。
泡立たない石鹸にはもうさようなら!
復活させる方法を活用し、石鹸は最後まで大切に使い切って快適な毎日を送っていきましょう。