果物を食べる時に皮をむいたあと、少しもったいないような気持になることはありませんか?
少し厚めにむいてしまって実が皮についてしまうこともありますよね。
そんな時はなおさらもったいないと思う気持ちになってしまいます。
では、果物の皮の使い道って何かほかにあるのでしょうか?
今回は果物の皮の再利用方法について調べてみました。
果物の皮って再利用できるの?
そもそも果物の皮って再利用できるのでしょうか?
バナナ、りんご、柿、レモンなどの皮は普段何気なく捨ててしまっていますが、実は生活の中でお役立ちエコグッズに変身できてしまうのはご存知でしたか?
逆に果物の皮を捨てるのはもったいないと言われているほどです。
では、どのようなことに利用できるのかを詳しくみていきましょう。
料理に再利用する方法
りんごは皮も一緒に食べると健康にもよいとされていますが、やはり、皮をむいて食べたいという人も多いと思います。
そんなときは、りんごの皮を使って「りんご酢」を作ってみてはどうでしょう。
市販されている「りんご酢」を自分で作ってしまおうということです。
お好みの酢(米酢・黒酢など)に氷砂糖とりんごの皮と芯(お好みで)をいれて漬けておきます。
出来上がった「りんご酢」は、炭酸水やお酒などで割ったり酢の物やドレッシングを作る際にも使用ができ、ひと手間で一味美味しいものができるのではないでしょうか。
お酢は疲労回復効果やダイエット効果など体にも良いとされているため、毎日健康のために自家製「りんご酢」を作ってみてはいかがでしょう。
さらに乾燥させたりんごの皮は、アップルティーにもできます。
このようにりんごの再利用法は様々ですね。
また、メロンの皮を使って自家製「メロンジャム」も作ることができます。
メロンを食べるとよく果肉が残ってしまうことがあります。
再利用することで無駄がなくなりますし、メロンジャムはあまり市販されている商品ではないため皆で楽しく食べることができるのではないでしょうか?
お裾分けしても喜ばれそうですね。
また、柿の皮は煮物などを作るときに、砂糖の代わりに入れると柿の甘さで砂糖の量が減らすことができるそうなので、知っていると使えそうですね。
掃除に再利用する方法
テレビショッピングなどで、オレンジの成分が入っている洗剤が商品として売られているのはご存知でしょうか?
その洗剤を自分で作ってしまおうということです。
オレンジの成分が入った洗剤は、香りもよく油汚れが落ちやすいとされています。
その洗剤で使用する皮は、むいた「みかん」の皮を煮出してスプレーなどの容器に入れて、レンジ回りの油汚れや電子レンジ内のお掃除に使用することができます。
床などの掃除で使用すると汚れを落としてツヤも出るそうです。
また、レモンの皮でシンクの水垢がとれるということを知っている方も多いかと思いますが、レモンでも同様にお掃除洗剤が作れるそうです。
しかし、元々は食べ物で作っている洗剤なので、早めに使い切ってしまうことにも注意が必要です。
(参考:ITWrap(同上))
風邪予防や美容・虫除けにも!
みかんの皮を乾燥させると「陳皮(ちんぴ)」という中国では有名な漢方薬ができあがります。
料理に香りづけとして入れたり、急須にお湯を入れてお茶として飲んだりすると、風邪の予防や整腸作用などに効果があるとされています。
また、お風呂などに入れれば血行促進やリラックス効果があり、冷え性にも効果があるとされています。
ゆず湯は有名ですが、同じ柑橘系ということでみかんの皮も同様の効果があるようです。
確かに体が温まり、柑橘系の匂いでリラックスした感じになりますね。
また、果物の皮を乾燥させてポプリなどにすることができます。
お部屋中にほのかに果物の甘い香りがして、アロマのようにリラックス効果を得ることができそうですね。
さらに、乾燥させた皮に火をつけて蚊取り線香のように焚くと虫除けにもなると言われています。
(参考:マネーの達人 、リユース&アウトレットストアエキスパート )
まとめ
今思えば、私の母は果物をむいた皮を乾燥させてコンポストなどに入れて、有機肥料を作って家庭菜園の畑に蒔いていました。
ゴミや野菜を無駄にしない母はすごいです!
<コンポストの一例:楽天市場>
果物は皮と身の間に一番栄養があると言われていますが、薄く皮をむくのはなかなか難しいですよね。
今回ご紹介した方法などで皮まで再利用できれば、一番良い部分を極力無駄にせずにすみますし、ゴミを減らしてecoにもつながります。
食べること以外にも様々な再利用法がありますので、果物の皮の有効活用を目指してみてはいかがでしょうか?