冷蔵庫や冷凍庫を開けた時に「あれっ?何か臭う?」って思ったことはないでしょうか?
私も、『そんなに臭いわけではないんだけど、なんとなくフッと臭うな』と感じることがあります。
冷蔵庫や冷蔵庫用の脱臭剤を置けば解決するでしょって思いますが、実は身近に脱臭効果のあるものがあったんですよね。それが、コーヒーです。
そこで今回は本当にコーヒーで臭いを消臭できるのか、そしてコーヒーの豆とカスではどちらが効果的なのかなどについてまとめてみたいと思います。
冷凍庫の臭い消しにコーヒー?
コーヒー豆を保存する目的で冷蔵庫に入れておいたら匂いが変わってしまった、という経験はありませんか?
それは、コーヒーが周りにある食べ物の匂いを吸収してしまったせいで、コーヒー豆の匂いが変わってしまったのです。
この性質を利用することで、豆を挽いて抽出済み(使用済み)のコーヒーのカスは、活性炭なみに脱臭・消臭効果が期待できちゃうんですね。
コーヒーは豆(粉)だけではなく、インスタントコーヒーでも脱臭・消臭効果を期待できるようです。
コーヒーは「豆」と「カス」どちらが効果的?
では、コーヒー「豆」とコーヒー「カス(粉)」ではどちらのほうが脱臭効果があるのか気になりますよね。
実は、コーヒー「豆」でもコーヒーの「カス」でも効果はさほど変わりません。
コーヒー豆の吸収力がよいのは、多孔質構造であるためです。
多孔質とは、細かい孔(穴)があいている構造になっていて、活性炭と同じ構造で臭いを吸収する力が良いのです。
コーヒー豆は挽いて水分を吸収することにより、その効果は活性炭の5倍以上になります。
冷凍庫はもちろん冷蔵庫やトイレや玄関などの脱臭や消臭剤としても使用することができます。
(参考:Holly’s Cafe )
冷凍庫の消臭にコーヒーのカスの置き方や工夫など
冷凍庫にコーヒーのカスを置いておく場合には、挽いたコーヒーのカスをお茶パックなどの不織布の袋にカスがこぼれないようにしっかりと閉じて、冷凍庫の中に入れてあげましょう。
冷凍庫用の容器などに蓋をしないで袋を入れてあげると安易に袋がバラバラになったり、袋が破れてカスが飛び散ることがありません。
同様に冷蔵庫に入れてもよいでしょう。
冷蔵庫であれば、蓋をしないで小さ目のガラスの瓶に直接入れてもいいでしょう。
また、冷凍庫と同じように不織布の袋に入れてからガラスの瓶に入れると、誤って倒してもカスが飛び散らないようにすることができます。
冷凍庫に置いたコーヒーのカスの交換目安はどれくらい?
コーヒーのカスの交換目安についてですが、水分を含んだコーヒーのカスのほうが脱臭効果がありますが、カビが生えてしまうこともあるため2・3日を目途に変えてあげるとよいでしょう。
乾燥させたものを使用する時には、場所にもよりますが1ヶ月ほど使用することができます。
1ヶ月程度で湿気がおびてきたら交換してあげましょう。
「コーヒーかす」を乾燥させるには、お皿や新聞紙などに平らに広げて日の当たる所に1日置いておきます。
(粉が飛び散らないように風などに注意してください。)
急いでいる時は、500~600Wの電子レンジでラップをかけないで1~2分程度加熱します。
その際に、まぜながらまんべんなく乾燥させますが、加熱しすぎると焦げてしまうことがあるので、様子を見ながら加熱をしてください。
また、フライパンで炒ってあげて乾燥させることもできます。
こちらも、電子レンジ同様に加熱し過ぎると焦げてしまうので、様子をみながら加熱してあげましょう。
まとめ
コーヒー豆やコーヒーのカスが脱臭・消臭効果があるというのは私も最近まで知りませんでした。
私は最近はインスタントコーヒーばかり飲んでいるので、コーヒー豆で脱臭・消臭効果を実感する機会はあまりないかもしれません。
でも、もしコーヒー豆を使う機会があったら、使用済みコーヒー豆の再利用方法として考えてみようと思いました。
インスタントコーヒーの場合は普通に飲んでいればカスが残るようなことはありませんが、古くなって飲めなくなった(飲まなくなった)インスタントコーヒーでもあれば試してみようかなとは思っています。
ただし、インスタントコーヒーでも代用できますが、水分を含むとコーヒーが溶けてしまうので、その点だけは気を付けたいですね。
普段からコーヒー豆を挽いてコーヒーを飲んでいる人は、使用済みのコーヒー(粉)をそのまま捨ててしまうのはもったいないので、再利用方法として一度コーヒーの消臭効果を検証してみてはいがでしょうか?