ホワイトボードは何かと便利で人気のあるグッズですが、だんだん文字が消えにくくなり、汚れが蓄積してしまうのは困り事ですよね。
掃除はしたいけど、この汚れをどうやって落とせばいいか分からない人って結構いるんじゃないでしょうか?
便利だからウェットティッシュを使いたいけど、ウェットティッシュでも落ちるのか、ホワイトボードに悪い影響はないのか、心配ですよね。
今回はホワイトボードが汚れてしまうのは何が原因なのか、掃除方法として水拭きやウェットティッシュの使用が可能なのか、もしウェットティッシュでも汚れが落とせない場合の対処法などについてまとめます。
ホワイトボードの汚れはマーカーのインクがメイン
ホワイトボードが汚れてしまう原因はなんなのでしょうか?
実は、こびり付いている汚れの大半は、マーカーのインクがうまく消えずに残り続けてしまっているものなんです。
では、なぜホワイトボードマーカーのインクはイレイザーで消えずに残ってしまうのでしょうか?
まず、ホワイトボードには見えない埃や人が手で触ったときの手の油などで汚れていることがほとんどです。
こうした汚れとインクが混ざり合ってインクが乾くと、インクだけなく汚れもホワイトボードに固定されてしまって、イレイザーでは拭き取れなくなってしまうんですね。
また、インクの成分の変化が原因という場合もあります。
ホワイトボードマーカーのインクには、書いても簡単に消せるよう剥離性のある成分が使用されています。
ただし、マーカーの蓋をきちんと閉めずに置きっぱなしにしたりしていると、インクの成分の一部が揮発してしまったり、剥離性の成分の効果が弱まってしまい、書いた文字がイレイザーでは消せない可能性があります。
同様の理由で、ホワイトボードの文字を長い時間消さずにそのままにすると、剥離性の成分が弱まってしまい、イレイザーでは消せなくなります。
こうしたことから、日頃のマーカーの管理の仕方や書いた文字は用が済んだら消すといった普段の習慣が重要ということが分かりますね。
最後に、落とせない汚れがある場合についても説明します。
それは、ホワイトボードのコーティングについた傷にインクが入り込んでしまった場合です。
ホワイトボードを使用していると、注意していてもなにかの拍子にホワイトボードの表面に施されているコーティングが削れて傷ができることがあります。
その傷の上に文字を書くと、コーティングの傷でできた溝にインクが入り混んで消えなくなってしまいます。
この場合は、なかなか掃除をしても落とすことが難しいので、あまりにも傷が多い場合には買い替えを検討することをおすすめします。
ホワイトボードの掃除は基本的に水拭きで大丈夫?
ここまでを踏まえると、ホワイトボードの汚れはマーカーのインクや埃、手の油などによるものだと分かりました。
では、ホワイトボードを掃除するには、何をするべきでしょうか?
実は掃除方法はとても簡単で、まずは「水拭き」をするだけです。
これは通販サイト「ホワイトボードプラザ」でも紹介されており、基本的にホワイトボードについてしまった汚れは水拭きだけで十分落とせます。
ですから、ホワイトボードの掃除をしたい時は、まず雑巾を水で濡らし、しっかり絞ってからホワイトボード全体を綺麗に水拭きをしましょう。
このとき、強くこすりすぎるとホワイトボードのコーティングを傷つける可能性があるので、あくまで優しく拭くようにしてください。
ウェットティッシュを使用して掃除する際のポイント
雑巾での水拭きの代わりにウェットティッシュを使うことも可能です。
ウェットティッシュなら拭いてすぐ捨てられるので、雑巾などの水拭きよりも準備や片づけの手間がかからず、手軽に掃除できると思います。
ただし、ウェットティッシュを使用する場合、水分が残ってしまってなかなか乾かなかったり、水滴による拭き跡ができて汚く見える可能性があります。
濡れた状態のホワイトボードに文字を書くと消えにくくなってしまったり、水滴の汚れも後々ホワイトボードを汚すことにつながるので、水分が残るようなら乾いた雑巾などで乾拭きするのがおすすめです。
こちらのような液晶用のウェットティッシュはノンアルコールで、水滴による拭き跡がつきにくい工夫がされている商品なので、ホワイトボードの掃除にはピッタリだと思います。
(商品一例)
乾拭きなど掃除の手間を省きたい人は参考にしてみてくださいね。
ホワイトボードの汚れが酷い場合の掃除方法
では、ホワイトボードの汚れが酷くてウェットティッシュで落とすのが難しい場合には、どうやって掃除をしたら良いのでしょうか?
その場合は「無水エタノール」を使用しましょう。
無水エタノールは消毒用のアルコールよりも高濃度で、水拭きやウェットティッシュでは落とせなかった油の汚れも落とせるんです。
使い方は簡単で、ホワイトボードを無水エタノールを染み込ませた雑巾で拭くだけです。
無水エタノールはドラッグストアでも簡単に手に入りますし、ネットでも簡単に購入できますよ。
(商品一例)
一方で使用を避けるべきなのは除光液です。
除光液は、マニキュアを剥がせるほど強力な成分が使われているので、ホワイトボードのコーティングを剥がしてしまい、ホワイトボードとして機能しなくなってしまう可能性があります。
除光液でもホワイトボードの汚れは落とせるのですが、こうした弊害があるので使用は控えましょう。
まとめ
以上、今回はホワイトボードが汚れるのは何が原因なのか、掃除方法について、水拭きやウェットティッシュの使用が可能なのか、もしウェットティッシュでも汚れが落とせない場合の対処法などについてまとめました。
ホワイトボードについた汚れは身近にあるもので簡単に落とすことができるので、イレイザーでは汚れが落とせなくて困っている人は、ぜひ試してみてください。
また、除光液など一見汚れを落とせるように見えて弊害(デメリットやリスク)がある場合もあるので、掃除方法に注意して長くホワイトボードを使えるようにしましょう。