スティーブ・ジョブスなどの有名人やGoogleが社員研修として取り入れていることでも認知の高まった「瞑想」。
様々な本や記事などで瞑想について紹介され、生活に取り入れる人も増えていますが、瞑想の効果をより高めるにはいつ瞑想をしたらいいのでしょうか?
今回は、瞑想の基本的なやり方と瞑想をおこなう時間によって得られるメリットの違いについてまとめました。
瞑想はいつやるかで効果も違う?
瞑想とは、自分の心を客観的に観察するための手法です。
自分の心を客観的に観察することによって、日々の生活の中で心に浮かんでくるネガティブな感情にとらわれず、自分と切り離して考えられるようになるため、思考がポジティブになると言われています。
他にも、雑念を振り払う訓練になるので集中力が高まったり、ネガティブな感情にとらわれなくなるのでストレスが軽減し自分に自信を持てるようになるなど、現代の社会人にはとってもありがたい効果が多いんです。
こうした効果は基本的な瞑想のやり方を通して得られるものですが、瞑想をいつやるかによって得られる効果が少しずつ変わってくるそうです。
これから朝と夜に瞑想をおこなう場合の効果の違いについて紹介するので、ぜひとも目的に応じて自分にあった瞑想のタイミングを見つけてみてください。
「そもそも瞑想のやり方を知らない!」という方のために、最初に瞑想のやり方についても簡単にご紹介します。
瞑想のやり方については様々な媒体で色々な説明がされているものの、ポイントになるのは以下の3つのようです。
2.いつもよりゆっくり呼吸をする
3.自分の呼吸に意識を集中する
瞑想の時間については20〜30分程度の時間をかけて行うのが理想的のようですが、初心者は数分でも問題ないそうです。
むしろ、数分でも瞑想を習慣化して毎日続けることで、効果を得やすくなるそうですよ。
また、最初は気が散りやすく自分の呼吸に集中することが難しいと思いますので、なるべく静かな環境で、ゆったりした服装でおこなうことがおすすめです。
メンタリストのDaiGoさんなど、瞑想のやり方を解説している動画はyoutubeに沢山アップされているので、視聴してみるとより実践しやすいと思います。
(参考)メンタリストDaiGoの「脳を鍛える マインドフルネス瞑想のコツ」①入門編
また、初心者のために音声で誘導しながら瞑想について教えてくれるアプリも沢山あります。
すべてのコンテンツが無料視聴できるわけではないですが、テーマごとに瞑想プログラムを用意していたり、いくつか無料で視聴できるコンテンツがありますので、興味のある人は一度使ってみてはいかがでしょうか。
朝に瞑想をやる効果やメリットとは?
まず、朝に瞑想をやるメリットについてご紹介します。
朝のメリットは、早い時間帯なら比較的静かなので集中しやすいことです。
瞑想では、自分の呼吸に集中すること、雑念が浮かんできた時にそれにとらわれずにただ受け入れて、また呼吸に意識を戻していくことが重要です。
そのため、周りがザワザワしているとそちらに注意を持っていかれやすくなり、集中が途切れやすくなってしまいます。
また、食事も眠気を誘い集中力を途切れさせる原因になりやすいため、食事をおこなう前の朝起きてすぐに瞑想をおこなうことが推奨されています。
そして、朝に瞑想を行うことで得られる効果は、一日のスタートダッシュを切りやすくなることです。
瞑想によって集中力が高まるので仕事の作業効率が高まりやすくなりますし、心を整えてから一日を始められるので、ポジティブな思考によって生産性の高い一日を過ごすことができるようになります。
朝はなかなか集中できなかったり、仕事の悩みなどを考えてネガティブになってしまう人は、朝に瞑想をおこなうことで良いスタートダッシュがきれるようになりそうですね。
夜に瞑想をやる効果やメリットとは?
続いては、夜に瞑想をやるメリットについてご紹介します。
夜のメリットは、瞑想をゆっくりおこなうための時間を取りやすいことです。
朝は何かとバタつきやすいので、瞑想のための時間をたっぷり取るのは難しい人も多いと思います。
また、寝そべった状態で瞑想を行えばそのまま眠ってしまっても問題ないので、気兼ねなく瞑想を行えるという意味でもおすすめの時間帯です。
夜の瞑想で得られる効果は、睡眠の質が高まることです。
一日の終りに瞑想をおこなうことでその日の出来事を整理でき、その日起こった嫌な出来事やネガティブな感情を手放す(解放する)ことができます。
また、明日への不安やプレッシャーなどで心が落ち着かなくなっていても、瞑想によって心を整えることができるので精神的にリラックスでき、体も休みやすくなると言われています。
寝付きの悪い人や明日の仕事のことを考えて不安で目が冴えてしまう人は、夜に瞑想をおこなうことをおすすめします。
まとめ
以上、今回は瞑想のやり方と瞑想をおこなう時間によって得られるメリットの違いについてまとめました。
どの時間が一番良いというよりも、その人の置かれている環境や悩んでいることなどによって適切な瞑想のタイミングは変わってくるようです。
瞑想は道具不要で簡単に始められるので、ぜひ自分の生活に合わせて取り入れてみてはいかがでしょうか。