本を読んでいたら、ついうっかりコーヒーの染みをつけてしまった!
友達から借りた本だと汚して返すのも申し訳ないし、買い直して返すべきかしら?
なんて慌てた経験はありませんか?
一見、一度つけたら落とせない染みにも思えますが、コーヒーの染みはきちんとした対処をすれば落とすことができるんです!
今回は、紙にコーヒーの染みができてしまった際の染み抜き(シミ抜き)アイテムやその手順、染み抜き後のシワを防ぐ方法について調べてみました。
紙についたコーヒーの染み抜きに必要なアイテム
本や書類などの紙についてしまったコーヒーの染みはどうやったら落とせるのでしょうか?
実は、コーヒーの染みは漂白剤で簡単に落とすことができるんです。
その方法を説明する前に、まずは染み抜きに必要なアイテムを説明します。
最も重要なアイテムは、台所で使用しているキッチンハイターなどの漂白剤です。
(商品一例)
もし、塩素系漂白剤の独特の匂いが気になる場合には、酸素系漂白剤でも問題なく効果が得られるので、酸素系漂白剤を用意するのもおすすめです。
(商品一例)
次に、漂白剤を染み込ませるためのコットンやガーゼなどを用意しましょう。
もしコットンやガーゼが無い場合には、ティッシュや綿棒などでも代用が可能です。
そして、漂白剤は肌への刺激が強い薬剤なので、ゴム手袋や割り箸など直接漂白剤やそれを染み込ませたコットンを触らなくてすむようなアイテムも用意しましょう。
最後に、当て布の役割を果たす不要な紙を用意してください。
この時、広告など文字が印刷されたものを使用すると、そのインクが滲み出て本に移ってしまう可能性があるので、できればコピー用紙やノートの切れ端など、色のついていない紙を選びましょう。
コーヒーの染み抜きに必要なアイテムはたったこれだけです。
では早速、染み抜きの手順について説明していきます。
紙についたコーヒーの染み抜き手順
紙についたコーヒーの染み抜き手順は5ステップで完了します。
この時、肌への刺激を避けるために、ゴム手袋をつけたり、割り箸でコットンを掴んだりと直接手で触れないように心がけてください。 3.コーヒーの染みができた箇所の下に当てるように、不要な紙を挟み込みます。 4.コットンでコーヒーの染みがある箇所をトントンと優しく叩きます。 5.これを染みが抜けるまで繰り返したら、普通の水道水を染み込ませたコットンに代えて、漂白剤を吸い取るように再度染みのあった箇所を叩きます。
これだけで、かなり高い確率でコーヒーの染みを落とすことができますよ。
水分が多すぎると紙がふやけてしまうので、コットンの水分が多すぎた場合は適宜ティッシュで水気を吸い取ったり、下に当てている紙を交換したりしながら作業をしてください。
また、コーヒーをこぼしてしまった場合、なるべくすぐに対処するのが染みを完璧に落とすためのコツです。
時間が経ってしまうとそれだけ落としにくくなってしまうので、こぼしたらすぐに染み抜きをするように心がけましょう。
染み抜き後のシワに注意!その対策法とは?
コーヒーの染み抜きが終わった後、紙を湿らせたまま放置してしまうとシワができてしまう可能性があります。
これは、水分が抜ける時に紙の繊維が縮んでしまうことが原因なんです。
シワにならないようにするためには、2つの対策方法があります。
冷凍させてから乾かす
ちょっと驚くかもしれませんが、冷凍させてから乾かすという方法がかなり効果的なんです。
まずは、本をジップロックなどに入れて一日冷凍庫に保管します。
その後、本を取り出して辞書や図鑑などの重しを置いた状態で数日放置すると、驚くほどシワが伸びて綺麗な状態を保つことができます。
これはTBSの番組「この差って何ですか?」で紹介された方法なので、かなり信憑性もある方法です。
本一冊がびしょびしょになってしまっても使える方法なので、なるべく本を綺麗に保ちたい人はぜひ試してみてくださいね。
アイロンで乾かす
冷凍してから乾燥させるのが手間だ、もっと早く乾燥させたい、という方はアイロンで乾かす方法がおすすめです。
これは、染み抜きをした後、ある程度紙が乾いた後で実施するとより効果があります。
普通のアイロンを出すのがめんどくさい場合には、ストレート用のヘアアイロンなどでも大丈夫です。
ただし、紙なので洋服のように長い時間当て続けるのは危険なので、あまり高温にしすぎず、こまめに様子を見ながら乾燥させてください。
まとめ
以上、今回は紙にコーヒーの染みができてしまった際の染み抜きアイテムやその手順、染み抜き後のシワを防ぐ方法についてまとめました。
大切な本や重要な書類にコーヒー染みを作ってしまうととても焦りますよね。
また、綺麗に染みは取れたのに、シワが寄ってしまうと見た目もかっこ悪くなってしまうので、染み抜き後のケアも意識してみてください。
ちなみにこの方法は、コーヒー以外の染み汚れでも効果を発揮するので、困った時は漂白剤での染み抜きを試してみるのがおすすめですよ。