ビジネスシーンで必須アイテムのワイシャツ。
客先など見た目の印象が重要になる場面も多いので、ワイシャツは綺麗に整えておきたいところですが、ワイシャツって黄ばみや型崩れなどが起きやすく、買い換えないといけなくなる頻度が高くないですか?
実は、日頃のちょっとした工夫でワイシャツの寿命を延ばすことが可能なんです!
今回は、悩める主婦やビジネスマンのみなさんのため、ワイシャツの寿命や正しいお手入れ方法、洗剤の使い分けやワイシャツを長持ちさせるコツについてまとめました。
ワイシャツの寿命ってどれくらい?
ワイシャツを長持ちさせる方法を考える前に、そもそもワイシャツの寿命はどれくらいなのでしょうか?
調べてみると、ビジネスマンが仕事で使用する一般的なワイシャツの耐用年数は2年程の物が多いようです。
ただ、毎日着用するなど使用頻度が高ければそれだけ劣化のスピードも早まるので、一概に2年間は着用できると判断するのは間違いのようです。
ワイシャツはビジネスシーンで着ることがほとんどだと思うので、ちょっとした汚れやくたびれ感があるだけでも相手にだらしない印象を与えてしまう可能性があります。
普段からワイシャツの状態を気にかけるようにして、糸のほつれや黄ばみ、型崩れなどが目立つようになったら買い替えのサインだと思っておくのが良さそうです。
ワイシャツの正しいお手入れ方法
ワイシャツの寿命と判断ポイントが分かったところで、日頃のワイシャツの正しいお手入れ方法を見ていきましょう。
ポイントは「なるべくワイシャツの生地に負担をかけないこと」です。
まず洗濯をするときですが、なるべく他の衣類とは分けて洗濯するのがおすすめです。
他の衣類と混ざることで洗濯機の中で生地が擦れたり、引っ張られたりと負担がかかってしまいます。
そのため、ワイシャツだけで洗濯するか、1回に洗濯機に入れる洗い物を減らすことが重要です。
また、さらに生地の負担を避ける方法として、洗濯ネットに入れて洗うのも効果的です。
洗濯ネットはサイズがあっていれば普通の洗濯ネットでも問題ないですし、ワイシャツ用の洗濯ネットを使うとシワになりにくくなるので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
(商品例)
また、ワイシャツを洗うときは脱水時間をすこし短くするのもポイントです。
シャツは皺になりやすいですが、脱水時間を短くして少し濡れた状態のまま干すことで、水の重みで生地が伸ばされるのでシワができにくくなります。
あまり時間を短くすると乾きが悪くなってしまうので、30秒〜1分ほど短くする程度で大丈夫です。
ワイシャツを干すときにもポイントがあります。
1つは、ワイシャツの形にあったハンガーにかけることです。
特に、肩幅の長さがハンガーにあっていないと変なところに跡が付いてしまったり、型崩れの原因になるので注意してください。
こちらのように肩幅を調整できるハンガーもあるので、毎日仕事でワイシャツを着る人ならワイシャツ用のハンガーを用意しておくのもおすすめです。
(商品例)
もう1つは、ワイシャツを干す場所です。
実は紫外線もワイシャツの生地を痛める原因になるので、できるだけ日陰干しにするか家の中の風の通る場所で干すようにしましょう。
これらを実践するだけでもワイシャツの長持ちにつながるので、ぜひ普段のお手入れの際には取り入れてみてくださいね。
汚れの成分によって洗剤を使い分けよう
また、使用する洗剤もワイシャツの生地を痛めることにつながるので、汚れの成分によって洗剤を使い分けるようにするのがおすすめです。
まず大前提として、漂白剤などの強い洗剤はなるべく使わないようにしましょう。
漂白剤は生地を痛めやすいので、どうしても他の方法で落ちないとき以外は使わず、使う場合も色落ちの心配のない「酸素系漂白剤」を使用します。
日頃の洗濯の場合も洗浄力の強い洗剤は生地の負担になるので、普段ワイシャツを洗うときはオシャレ着用などという名前で販売されている「中性洗剤」を使って洗いましょう。
どうしても普段の洗剤で落ちない黄ばみや汚れなどがある場合は、洗浄力の強い洗剤で洗うのではなく、洗濯機に入れる前に手洗いで汚れ部分だけを集中的に洗ってから洗濯機で洗います。
こうすると生地に負担をかけずに汚れを落とすことができます。
特にワイシャツ汚れの悩みに多い「黄ばみ」は皮脂汚れが溜まった結果できる汚れなので、ぬるま湯に数分つける、油汚れに強い中性洗剤を汚れた部分に染み込ませる、歯ブラシなどでかるく掻き出すように汚れ部分をこする、の3ステップを実践すると汚れが落ちやすくなります。
手洗いの際も、強くこすったり揉んだりするのは生地を痛めてしまうので注意しましょう。
長持ちさせるためのコツ
洗い方以外にもワイシャツを長持ちさせるコツが2つあります。
1つは保管方法を工夫することです。
まずは干すときと同じように、シャツの形にあったハンガーにかけてしまうようにしましょう。
また、ワイシャツをクローゼットの中にぎゅうぎゅうに詰めてしまうのも風通しが悪くなるのでおすすめできません。
なるべく風通しがよく、スペースにゆとりを持たせてしまうようにしましょう。
ただし、こうした方法はワイシャツをしまうスペースを確保できる家でないと実践が難しい場合もあると思います。
2つ目の誰でもできる簡単なコツは、ワイシャツ1枚あたりの使用頻度を下げることです。
最初にワイシャツの寿命について話した際に、使用頻度によって寿命は変わってくると説明しました。
それなら、1枚あたりの使用頻度を下げることもワイシャツを長持ちさせることにつながりますね。
例えば、1週間のうち着用する日数分のワイシャツを持っていれば、ワイシャツ1枚につき1週間に1回しか着ることがないので、週に何度もワイシャツを洗って生地に負担をかけることがなくなります。
こうすると、2〜3枚のワイシャツをヘビーローテで何度も着回しするよりも長持ちしますよ。
まとめ
以上、今回はワイシャツの寿命や正しいお手入れ方法、洗剤の使い分けやワイシャツを長持ちさせるコツについてまとめました。
人によっては、ワイシャツは大事な仕事道具として毎日使うものだと思うので、なるべく良い状態で長持ちさせたいですよね。
洗濯時や保管時のちょっとしたひと手間でワイシャツを長持ちさせることができるので、ぜひ参考にしてみてください。