「完母は痩せる」と聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
実際に痩せた!と言う人、痩せなかった…という人、様々だと思います。
なぜ完母だと痩せると言われるのでしょうか?
痩せ始めるのは具体的にいつ頃なのでしょうか?
完全母乳で痩せる人と痩せない人の違いは何なのか、私の実体験も交えながら完母で痩せ始める時期やポイントについて紹介します。
完母は痩せるって本当?
なぜ「完母は痩せる」と多くの人が思っているのでしょうか?
完母で痩せると言われているのは、母乳が作られる仕組みに秘密があります。
母乳はママの血液から作られています。
母乳を作るために、ママの体はどんどんエネルギーを消費しているのです。
つまり産前と同じような食生活では、摂取しているエネルギーよりも消費しているエネルギーの方が多いため、母乳育児は痩せやすいのです。
授乳中の消費エネルギーは、一般的に60~70kcal/100mlとされています。
よって、授乳すればするほど、つまりは完母の人ほど痩せると言われる理由なのです。
いつから痩せ始めるの?
赤ちゃんを産んですぐの体重が、思ったよりも減っていなくて驚く方も少なくないと思います。
産後に体重が本格的に戻り始めるのは、産褥期(さんじょくき)が過ぎた2ヶ月頃からと言われています。
さらに、母乳育児をする産後ママは、赤ちゃんの授乳量が増える2~3ヶ月頃に体重もグッと減っていきます。
そして、産後6ヶ月頃までに体重は概ね元に戻る、というのが母乳育児を行うママが一般的に経験しているようです。
私も一人目のときは産後2ヶ月で完母になり、産後半年を迎える頃には妊娠前の体重よりも痩せていました。
二人目の出産後も3ヶ月で完母になりましたが、下の子は上の子に比べて授乳量が少なかったのか、妊娠前の体重より減ることはありませんでした。
痩せる気配がない!?
「完母で痩せると聞いていたはずなのになかなか痩せない!?」と感じる方もいらっしゃるかとと思います。
完全母乳育児をすることで100%の人がダイエットに成功する、と言うわけではないのも事実です。
完全母乳育児で痩せるかどうかは体質にもよります。
赤ちゃんの母乳を吸う力も大きく影響します。
完母で育児しているのに痩せないからといって、落ち込む必要はありません。
母乳を消費して痩せようと言う気持ちが強くなり、無理に赤ちゃんに母乳を飲ませるのもよくありません。
気持ちにゆとりを持って、母乳育児で痩せればラッキーくらいの心構えでいましょう。
完母で痩せるコツ!
完母なのになかなか痩せなくても、まだ諦める必要はありません。
生活の中でいくつかのポイントを押さえることで、痩せやすい体作りが可能なのです。
食生活を見直す
ママが食べたものは、母乳を通じて赤ちゃんに直接影響を与えます。
母乳の出を良くするためにも、和食中心で温かい食べ物を選ぶようにしましょう。
また、良く噛むことも大切です。
睡眠は大切
産後は赤ちゃんのお世話でまとまった睡眠時間を確保するのは難しいと思います。
ですが、十分な睡眠をとらないと母乳がうまく生産されず、消費エネルギーも減ってしまいます。
私も、産後すぐは授乳量が少なく悩んでいましたが、睡眠時間を確保できるようになってから、一気に授乳量が増えました。
水分補給はこまめに
母乳は血液から作られますが、もちろんその元となるのは水分です。
こまめに水分補給をすることを心がけましょう。
また、飲むものにも注意が必要です。
コーヒーなどのカフェインが多いものは避け、ルイボスティーやタンポポ茶などノンカフェインのものを選びましょう。
まとめ
私は幸いにも2度の出産を経験して、どちらも産後はそれほど苦労することなく体型を元に戻す事が出来ました。
当時は母乳育児ダイエットと意識していたわけではありませんが、子どもたちが上手に母乳をたくさん飲んでくれていたおかげだと、今になって実感しています。
母乳育児ダイエットで大切なのは、やはり授乳量です。
たくさん母乳を生産して、たくさん赤ちゃんに飲んでもらう、というシステムを上手に作り上げることに成功の秘訣が隠されています。
産後で慣れないことも多く大変だとは思いますが、赤ちゃんとの毎日を大切に過ごしながら母乳育児ダイエットに取り組んでみてくださいね。