湿度計は熱中症やインフルエンザの予防対策に役立ち、快適に過ごすために必須のアイテムです。
ということで湿度計の購入を考えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、湿度計の種類、選び方、設置時の注意点などについてまとめていきます。
湿度計の種類は?
湿度計の種類は大きく分けて、毛髪やその他の物質の伸縮による針の動きで計測するアナログ式湿度計と、半導体等を使用したセンサーで計測するデジタル式湿度計があります。
アナログ式は電池が不要で、遠くからでも大体の湿度が分かるのが特徴です。
対して、デジタル式は一目で数値が分かるのと、検知速度が速いのが特徴です。
では、精度に差はあるのでしょうか。
デジタルとアナログで精度に差は出る?
デジタル式とアナログ式の精度の差ですが、機器の構造(※参考①参照)からすると、理論的にはデジタル式のほうが高精度ということになるのですが、実際は違うようです。
株式会社タニタ(※食堂で有名な)のサイトを見る限りでは、はっきりとは記載していないですが、アナログ式もデジタル式も精度は変わらないようです。(※参考②、③参照)
また、他のメーカーの公式ブログでも、そもそも湿度というのは温度のように正確な数値が計測できるものではないので、正確な数値かどうかの判断が困難である旨の記載があります。(※参考④参照)
そうすると絶対的に、デジタル式がアナログ式より精度が良いとは言い切れず、あくまで目安と考える方が良いかもしれません。
参考②:株式会社タニタ「温度・湿度の精度を教えて」 よくあるご質問
参考③:「針タイプの温湿度計の精度保証を教えてください。」 ※同上
参考④:IDEX株式会社「湿度計の値が信用できない?湿度計測の際に知っておきたい湿度計の種類や精度の違い」 防湿庫D-strage 公式ブログ
湿度計の選び方・おすすめは?
湿度計の選び方としては、種類、設置場所、寿命、価格が挙げられると思います。
種類は既に説明したように、デジタル式かアナログ式かということです。
設置場所については、湿度計が置けるようなところならスタンド型、置く場所がない場合にはマグネット型、壁掛け型にすると良いでしょう。
湿度計は永久に使えるというものではなく、寿命があります。
一般に3~5年といわれていて、年数が経過すると劣化して誤差が大きくなっていくのです。
寿命の長短も選ぶ際の目安になります。
高精度になれば当然価格も高くなります。
精度を重視するなら高価格のものを選ぶ必要がありますし、あくまで目安で良いということなら安価なものでも良いということになります。
以下に楽天市場の温度計・湿度計のランキングのリンクを貼っておきますので選ぶときの参考にしてみてください。
※ランキングの集計期間は週間となっていますが、サイトではリアルタイムやデイリーなどに切り替えての確認も可能です。
湿度計設置時の注意点
湿度計設置時の注意点としては、床から1.5mの高さが良いとされています。
その他には直射日光や、エアコンの風、加湿器等の当たる場所は避けます。
そうでないと数値が大きく変わってきてしまうからです。
最後に
こうやって調べてみるまで、私自身も湿度計に誤差や寿命があるとは知りませんでした。
どうかみなさんも最適な湿度計を見つけてください。