「小さい頃から英語に触れていると英語力が向上する」という話を耳にしたことがある方は多いと思いますが、その影響もあって、最近幼児期から英語の絵本の読み聞かせをおこなうママさんが増えているんです。
ただ、英語の絵本といっても沢山ありますし、「まだ小さいのに読んでも意味がわからないのでは?」と思うとどんな絵本を選んであげたらいいか困ってしまいますよね。
今回は、そんな悩めるママさん・パパさん向けに、幼児向けの英語の絵本とその選び方についてまとめました。
英語の絵本は親子で楽しめる内容を選ぶのが大事
幼児向けの英語の絵本を選ぶ上でまず重要なポイントは、親子で楽しめることです。
なぜかというと、英語教育のために英語の絵本を購入するのであれば、絵本を繰り返し読み聞かせて子供にフレーズを定着させることが重要だからです。
そして、年齢が低い子供ほど両親の声で読み聞かせをしてあげることが子供を安心させますし、親子間での重要なコミュニケーションになると言われています。
そのため、親が繰り返し読み聞かせをするうえでも、親も子供も楽しんで読める絵本であることが重要なんです。
自分の発音に自信が無かったり、変な発音で覚えてしまうことを心配して読み聞かせ用のCDを流すことを検討する方もいると思いますが、最初からそこまで発音にこだわる必要はありません。
むしろ、両親が感情を込めて読んであげることで、小さい子供も最初は分からなくても絵本を楽しむことができるようになると思います。
また、言葉がすこし分かるようになる年齢であれば、絵本で出てきたフレーズを日常の会話の中で話題にしていくことで、より英語が定着しやすくなるので、ぜひ親子で楽しめる内容かという観点で英語の絵本を選んでみてください。
幼児が気に入る絵本はわかりやすいストーリー内容
「親子で楽しめるものを」とは言いつつも、子供がより喜んで沢山読んでくれる内容の絵本を選びたいと思う方もいらっしゃると思います。
その場合には、わかりやすいストーリー内容の絵本を選んであげると良いのではないでしょうか?
小さい子供にはまだ複雑なストーリーは分からないので、繰り返しの多い単純なストーリーだったり、カラフルでインパクトのあるイラストが描かれた絵本などのほうが気にいる傾向にあります。
例えば、この『HUG』という本は、「HUG」という言葉しか出てこないですが、様々なイラストでハグしている状態が表現されています。
小さい子供でも単純で分かりやすい内容ですし、実際にお子さんを抱きしめて「HUG」を体現してあげたりと、楽しく愛情を伝えられる本としてオススメですよ。
また、エリック・カールの有名な『はらぺこあおむし』も、英語の難易度は少し上がりますが、あおむしが食べ物を食べていくパートは子供でも分かりやすいですし、カラフルなイラストも楽しめるのではないでしょうか?
エリック・カールの書いた絵本を気に入っていれば、同じ『はらぺこあおむし』のイラストを使った英語学習用の絵本セットなどを使って英単語の勉強をするのもいいかもしれませんね。
⇒ The Very Hungry Caterpillar: Little Learning Library (英語) ボードブック
こちらの『Dear Zoo』も動物が沢山でてきますし、ちょっとした仕掛けもある絵本なので子供に人気の英語の絵本です。
動物の名前を覚えるのにピッタリの本ですし、動物の絵や写真は日常でよく見かけるので、お子さんがある程度名前を覚えたら、動物を見つけるたびにクイズを出し合ったりして英語を楽しみながら活用できるかもしれませんね。
英語だけでなくイラストでも理解できる絵本が幼児におすすめ
ある程度絵本のイラストの意味や言葉を理解できる年齢になったお子さんには、単語ばかりではなくフレーズの多い絵本の中でも英語とイラストが連動していて、イラストでも内容が理解できる絵本を選ぶのがおすすめです。
というのも、英語だけでは理解できなくても、イラストと英語が連動していることでイラストのイメージと英語のフレーズを結びつけて記憶するので、ただ英語の勉強をするより英語を習得しやすくなるんですね。
幼児期のうちにこのフレーズとイメージの結びつけがしっかり定着していると英語が身につきやすくなるので、この時期に沢山の絵本を読んでフレーズを定着させておくことはかなり英語の上達に効果があります。
英語学習でおすすめされている絵本の一つは「オックスフォード・リーディング・ツリー」と呼ばれる英語教材のシリーズです。
このシリーズは難易度別で9段階に分かれており、年齢やレベルに合わせて読む本を選ぶことができます。
実際にイギリス小学校の国語の教科書として使用されているものなので、幼児向けの英語学習教材としては、かなり定評のある絵本です。
英語に興味のあるお子さんやしっかり英語教育をしてあげたいご両親は、まずは一番簡単なステージ1から始めてみてはいかがでしょうか?
また、すでに知っている話や大好きなキャラクターの本なども子供の興味を引いてくれるので、楽しく英語の本を読むことができると思います。
有名なところで言うと、ディズニーに関しては同じストーリーの英語版の絵本やディズニーのキャラクターが沢山する英語の本なども沢山販売されているので、ディズニー好きなお子さんにはぴったりの教材になるかもしれませんね。
まとめ
以上、今回は幼児向けの英語の絵本とその選び方についてまとめました。
最近は英語が話せることが当たり前になりつつあるので、お子さんの将来のためにも幼い頃から英語を身につける環境を整えたいと考えますよね。
小さい頃から英語に触れることはその後の英語学習をスムーズにしますし、その手段として絵本の読み聞かせは手軽にできて効果的な方法です。
ぜひ家族みんなで楽しめる絵本を選んで、楽しく英語を身につけさせてあげてくださいね。