会社の会議室だけでなく、100均などでも手軽に購入できるホワイトボード。
何度も書いたり消したりできて便利なので、普段の生活で活用している方も多いと思います。
しかし便利な半面、書いたまま放置しておいたら文字が消えないとか、汚れが落ちにくくなってホワイトボードが黒ずんだままといったトラブルに遭遇したことがある方も多いのではないでしょうか?
除光液で消せるなんて情報も見かけましたが本当なのか気になります。
そこで今回は、文字が消えないなど困ったときに、ホワイトボードを綺麗な状態に復活させる方法をご紹介します。
ホワイトボードの文字が消えない原因
ホワイトボードの文字が消えなくて困ることってありますよね?
イレイザーが限界なのかと新しいものに変えてみても、消えるどころかインクを広げてしまって、ホワイトボードが余計に汚れてしまった、なんてご経験がある方もいらっしゃるかと思います。
これは、ホワイトボード自体に汚れが付着していることが原因なので、イレイザーでは消せない状態になってしまっているのです。
ホワイトボードが汚れる原因は、消し残しのインクや埃、手で触った時の油などの汚れが蓄積したり、ペン自体もきれいにキャップを閉じておかないと埃などのゴミが付着してしまうので、インクと一緒に汚れをボードに乗せてしまっているといったことが考えられます。
また、書いた文字を消すタイミングも重要で、文字を書いた直後に消してしまったり、何時間も文字を消さずに放置しているとイレイザーでは消しにくくなってしまいます。
こうした汚れやインクの積み重ねが、文字を消しにくい状態を作っているんですね。
なかなか消えない文字を消す方法
イレイザーで消せない状態になってしまっても、ホワイトボードを綺麗にする方法はあります。
一番簡単な方法は、ホワイトボードを水拭きすることです。
重度の汚れでなければ、水拭きで表面を拭ってあげれば汚れが落ちるので、大体の黒ずみは落とせるのではないかと思います。
お掃除の定番とも言える「激落ちくん」も有効で、これで水拭きをすると更に簡単に綺麗になります。
(商品一例:楽天市場)
⇒ 激落ちくん メラミンスポンジ
ただし強くこすりすぎるとホワイトボードの表面コーティングを剥がしてしまう可能性があるので、優しく拭ってくださいね。
水拭きでも落とせない黒ずみの場合は、ホワイトボードの専用クリーナーをおすすめします。
こちらは色々な種類のクリーナーがあり、ご紹介した激落ちくんシリーズにもホワイトボード専用のクリーナーがあります。
(商品一例:ASKUL)激落ちくん ホワイトボード用クリーナー
※記事作成時点で楽天市場やamazonでは激落ちくんシリーズはヒットするものの「ホワイトボード用クリーナー」はヒットしませんでした。
お手頃な値段で購入できるものが多いので、ホワイトボードをよく利用する人は一つ持っていてもいいかもしれないですね。
ちなみに、「マイペット」のような幅広く利用できる家庭用洗剤で拭いても黒ずみを落とせるそうですが、これは注意が必要です。
洗剤をきちんと落とさないと、ホワイトボードに残った洗剤と掃除後に書いたインクや汚れが混ざって、逆に消えにくくなってしまう可能性があるのだそうです。
「専用のクリーナーをわざわざ買うのはちょっと」という方は、きちんと拭くことを意識して家庭用洗剤で掃除するという方法でも良いと思いますが、できれば専用のものを利用するほうが安心かもしれませんね。
除光液で消すのはNG!
これまで紹介した水拭きや専用クリーナーでも消えない場合、よく除光液で消せるという話を耳にしますが、これはあまりおすすめできません。
除光液では落とす力が強すぎて、ホワイトボード表面のコーティングを剥いでしまう可能性が高く、拭いた時は綺麗に黒ずみが落ちても、その後使用した時の汚れが消えなくなってしまうのです。
同じ理由で、強すぎるアルコールでの拭き取りもNGです。
コーティングを剥いでしまうと、次からの掃除はかなり大変になってしまいますし、何をやっても落ちないという状態になってしまうこともあります。
ただしそうなってしまった場合でも買い替え以外の解決方法があるので、すでに除光液を使用してしまった方も安心してくださいね。
ホワイトボードの消し味を復活させる方法
ホワイトボードの消し味を復活させるには、いくつか方法があります。
一つ目が、表面を張替える方法です。
会社などの大きなホワイトボードなら業者にお願いすることも可能ですし、家庭で実践する際には、以下のようなホワイトボードの再生シートを貼れば、復活させることができます。
(商品一例:楽天市場)
⇒ 「ホワイトボード 復活君」の検索結果(amazon)
ただし、自分でシートを貼ると気泡ができてしまったりするので実践が難しいと思う方もいるかと思います。
そんな方には、もう一つのコーティングという方法がおすすめです。
ホワイトボード専用のコーティング剤が発売されているので、それらを使用してシートではなく薬で表面に膜を張る方法になります。
以下の「復活くん」や「ホワイトボード再生コート」などは、コーティング用のスポンジや拭き上げ用のクロスなどもついているので、自分で道具を用意する手間が省けて便利ですよ。
(商品一例:楽天市場)
所要時間も5〜10分で完了し、あとは乾燥させるだけなので、張替えよりも簡単で失敗しにくいと思います。
ただし、どちらを試すにしてもきちんとホワイトボードの汚れを落としてから使用しないと汚れが落とせなくなってしまうので、まずは黒ずみを落とすところから始めてみてくださいね。
まとめ
以上、ホワイトボードの汚れの落とし方と文字が消えない場合などの消し味の復活方法についてまとめました。
基本的には、使った時にイレイザーで残さず文字を消す、こまめに水拭きをして汚れを溜めないというのが、お金もかからなくて一番だと思いますが、毎回きちんと掃除するのもなかなか面倒くさいですよね。
どうしても落ちなくなるまで汚れてしまった時には、ご紹介した方法やアイテムなどを試してみると、買い替えの手間や費用を抑えられるかもしれません。