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こどもの日に菖蒲を頭に巻くのはなぜ?菖蒲湯の由来とは?

こどもの日に菖蒲を頭に巻くのはなぜ?菖蒲湯の由来とは? 生活
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みなさんはこどもの日に菖蒲を頭に巻く理由を知っていますか?

毎年こどもの日に菖蒲湯に入る習慣があったり、自分が親にしてもらったのでなんとなく自分の子供にも頭に菖蒲を巻いてあげているという人はいると思いますが、菖蒲湯が始まったきっかけや頭に菖蒲を巻く理由については、詳しく知らない人も多いのではないでしょうか?

でも、せっかく自分の子供にしてあげるなら、意味を知って教えてあげられるともっと有意義にこどもの日を過ごせますよね。

ということで、今回はこどもの日に入る菖蒲湯とはどんなものなのかや菖蒲湯がおこなわれるようになった由来、こどもの日に菖蒲を頭に巻く理由についてまとめました。

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菖蒲湯とは

みなさんは菖蒲湯に入った経験があるでしょうか?

毎年5月5日のこどもの日は、別名「端午の節句」とも呼ばれており、鯉のぼりや五月人形を飾るといったイベントがあります。
しかし、こどもの日にすることはそれだけではなく、菖蒲湯に入るというのもこどもの日の恒例行事として有名です。

菖蒲湯とは何かというと、湯船に菖蒲を浮かべて入浴することで、実際に入浴した経験のある人も多いと思いますが、そもそもどうしてこどもの日に菖蒲湯に入ることが一般的になったのでしょうか?
また、菖蒲を頭に巻く人もいると思いますが、どうして菖蒲を頭に巻くとよいのでしょうか?

まずは菖蒲湯がおこなわれるようになった由来について紹介していきます。

菖蒲湯の由来

こどもの日に菖蒲湯がおこなわれるようになった理由は、日本の行事と中国の行事の2つに由来しています。

まず前提として、日本でも中国でも、菖蒲には魔除けや穢れを払う力があると信じられていました。
これを踏まえて、まずは由来となった中国の行事について紹介します。

中国では5月5日を「端午の節句」と呼んでおり、昔の中国では5月に病気が流行りやすく、5月は「悪月」とも言われていました。
こうした流行病を退けるため、端午の節句である5月5日には、魔除けの力があり、薬草としても馴染みのあった菖蒲を飾って邪気を払い、健康を願う行事がおこなわれていたそうです。

この行事が日本にも伝わり、日本でおこなわれていた「5月忌み」という習慣と融合したことが菖蒲湯の由来と言われています。
5月忌みとは何かというと、日本の5月あたりは田植えを行うため、神様に豊作を願い、身を清めるという儀式がおこなわれていて、この儀式が5月忌みと呼ばれています。

身を清めるためには、日本でも同じく穢れを祓う効果があると信じられていた菖蒲やよもぎを浮かべた湯に浸かっていたそうで、これが菖蒲湯の原型のようですね。

これらの行儀が混ざり合って一つになったことで、5月5日の端午の節句には、菖蒲湯に浸かるようになったようです。

 

菖蒲湯のやり方

菖蒲湯の由来を聞くと実際にやってみたいと思う人もいるかもしれませんが、こどもの日に菖蒲湯をするにはどうしたらよいのでしょうか?菖蒲湯のやり方はとても簡単で、菖蒲を湯船に浮かべて入浴するだけです。
 
「菖蒲を手に入れるのが難しいのでは?」と思うかもしれませんが、菖蒲湯はこどもの日の比較的有名なイベントなので、こどもの日が近い時期になると花屋さんやスーパーでも菖蒲が出回るようになりますよ。
 
売り切れてしまう場合や、手に入るか心配な人は、ネットでも菖蒲を購入できるので、ネット注文も検討してみるとよいと思います。
 
(商品例)

 
買ってきた菖蒲を湯船にいれるだけで菖蒲湯は完成しますが、念の為、湯船に入れる前に水で洗って、汚れや農薬などをなるべく落としてから使うようにしてくださいね。

こどもの日に菖蒲を頭に巻く理由

こどもの日には菖蒲湯に浸かるだけではなく、菖蒲を頭に巻くという話を聞いたことがある人もいると思います。

なぜ菖蒲を頭に巻くのかというと、菖蒲をこどもの頭に巻くと賢く育つと言われているからなんです。
もちろん菖蒲に直接頭を良くする効果があるわけではありません。
ただ、菖蒲は昔から薬草として使われており、血行促進や冷え性改善、肩こり改善などの効果があります。

こうした菖蒲の効能から、頭に巻くことで血行が促進され、脳が活発に動くようになるので、菖蒲を頭に巻くと賢くなるという言われにつながったのではないかと考えられています。

菖蒲を巻くときには特に手順もなく、菖蒲湯に入ったときに、湯にいれた菖蒲を一つ取って直接ひたいあたりに巻いて結ぶだけです。
菖蒲には基本的に肌荒れにつながる成分などもないので、よほど肌の弱い子供でなければ何歳の子でも頭に巻いて大丈夫のようです。

ただし、葉先が尖っており、目に入ったり肌にこすれることで怪我をする場合があるので、入浴中や小さい子の頭に巻いてあげるときは、怪我をしないように注意してくださいね。

まとめ

以上、今回はこどもの日に入る菖蒲湯とは何かやその由来、こどもの日に菖蒲を頭に巻く理由についてまとめました。

小さい頃から親がやってくれていたり、なんとなく習慣としてそのまま続けている人もいたかと思いますが、菖蒲湯はこどもの成長や健康を願う大事なイベントだったことが分かっていただけたと思います。

実際、菖蒲の効果によって菖蒲湯は血行促進など健康に良い影響も与えてくれるので、気温の変化などで体調を崩しやすい5月初めには、とてもおすすめな行動です。
意味を知ったうえで、子供に教えてあげたりしながらこどもの日を過ごしてみるのも素敵ですね。

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