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十五夜にはなぜすすきを供えるの?供えるすすきの本数は?

十五夜にはなぜすすきを供えるの?供えるすすきの本数は? 生活
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十五夜といえばお団子とすすきを供えるイメージが一般的だと思います。

日本の行事にはお餅やおはぎなどをお供えする行事もあるので、お団子はなんとなくお供え物として理解できると思いますが、すすきがどうして十五夜に飾られるのか想像できるでしょうか?

実は、十五夜にすすきを飾るのには様々な理由があったんです。
そこで今回は、十五夜にすすきを飾る理由や飾る本数、飾り方について調べてみました。

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十五夜にすすきを供える理由

十五夜にすすきを供えるのはどんな理由があるのでしょうか?
調べてみると大きく分けて3つの理由があることがわかりました。

稲穂に見立てているから

十五夜は中秋の名月とも呼ばれ、元々は秋の穀物の収穫を祝っておこなわれるお祭りでした。

その年に収穫された穀物をお供えしてお祝いしていたのですが、十五夜は旧暦の8月15日に行われるため、9月の中旬から10月の上旬と毎年時期が変わります。

つまり、年によってはお米の収穫よりも早い時期に行われ、お米をお供えすることができなかったようなんです。
そこで、稲穂の姿に似ているすすきを稲穂に見立てて飾るようになったと言われています。

神様の依代になるから

すすきは神様の依代になると考えられていました。

依代とは神様が憑依するとされる物のことで、すすきは茎が空洞であることからそこに月の神様が降りてくるとされていたそうです。

収穫を神様に感謝するためにも、すすきを供えて地上に降りてきてもらおうと考えたのかもしれませんね。

魔除けの力があるから

すすきは切り口が鋭いことから、やってくる魔を避ける力、つまり魔除けの力があると信じられていました。

そのため、十五夜で供えたすすきは捨てるのではなく、家の軒先に飾っておくとその1年は病気にならないと信じられていたそうです。

 

このような3つの理由から十五夜にはすすきが飾られるようになったのですね。
では次に、十五夜に供えるすすきの本数や飾り方にはルールがあるのかを見ていきましょう。

供えるすすきの本数

まず十五夜で供えるすすきの本数についてですが、調べてみると正式な本数というのは決まっていないようで、特にルールはないみたいです。
そのため、それぞれのお好みで何本飾っても問題はなさそうです。

ただし、すすきは1本でもかなりボリュームがあるので、あまり本数を多くすると派手になってしまう可能性があります。
日本では奇数のほうが縁起が良いとされているので、3本くらいだとバランスが取りやすく丁度良いのではないでしょうか?

お花を綺麗に飾るのが苦手という方は、3本で飾るのがおすすめです。

また、すすきはあまり日持ちのしない植物なので、なるべく十五夜当日に用意するほうが良いと思います。

すすきは普段あまり見かけないかもしれませんが、十五夜近くであれば花屋さんなどで購入できます。
買ったすすきは根元をちょっとだけお酢につけてから水に活けると長持ちしやすくなるので、試してみてくださいね。

すすきの供え方

続いてすすきの供え方ですが、調べてみるとこれもすすきの本数同様、明確なルールがあるわけではないようです。

ただ、十五夜のイメージでなんとなくわかるかもしれませんが、すすきは背が高い植物なので、細長い花瓶に飾ると見栄えがよくなります。

逆に背の低い花瓶や口の広い花瓶に飾ると、すすきが倒れてしまったり斜めに倒れかかってしまうので、かっこわるくなってしまうかもしれません。
細長い花瓶か以下のように支えのある花瓶などが飾りやすいのではないでしょうか。

(花瓶の商品例)

 

また、十五夜にはすすきしか飾ってはいけないわけではありません。
十五夜の頃であれば、秋の七草と呼ばれる萩、桔梗、撫子、女郎花、藤袴、葛などを一緒に飾ると彩りが出て華やかになります。

それ以外にもピンポンマム(ポンポンマム)という名前の菊は、黄色や白などの種類がある「まんまるの菊」なので、お月さまのようで十五夜にもぴったりではないでしょうか。

 

すすきだけでは味気なく感じてしまう人は、是非こうした季節の花やお月見に合いそうな花を探してみてください。

まとめ

以上、今回は十五夜にすすきを飾る理由や飾る本数、飾り方についてまとめました。

十五夜といえばお団子とすすきですが、すすきを飾るのには様々な意味があることが分かっていただけたと思います。

本数や飾り方にはっきりとしたルールがあるわけではなく、秋は季節の花も多いので、自分の好きな花を一緒に飾ったりとアレンジを楽しむのもよさそうですね。

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