木製のまな板は包丁へのダメージが少なく、食材切るときも手が疲れにくいなどメリットが沢山ありますが、一方で生肉や生魚のにおいがつきやすいなど、お手入れが大変なイメージもあると思います。
まな板を長く使うためにも、においを簡単に消す方法やにおいをつきにくくするお手入れ方法はあるのでしょうか?
今回は、木製のまな板のにおいの消し方やにおいをつきにくくする洗い方、保管方法などについてまとめました。
木のまな板のにおい消しに漂白剤はNG?
漂白剤はにおいを消しや除菌などに効果的な洗剤ですが、木製のまな板にも使用できるのでしょうか?
実は、木製のまな板に漂白剤を使うことは避けるべきです。
漂白剤の成分が木材の中に入ってしまうと、まな板が変色したり割れてしまう可能性があるので、使わないようにしましょう。
ちなみに、プラスチック製のまな板には使用できるので安心してくださいね。
もし、木製のまな板のにおいや黒ずみを消したい場合には、重曹やお酢、レモンなどを使用しましょう。
重曹は消臭効果が高く木材にも影響を与えないですし、掃除全般に使用できる万能アイテムなので、おすすめです。
値段も比較的安価なので、この機会に掃除道具として取り入れてみても良いかもしれませんね。
(商品一例)
まな板のにおい消しに使用する方法は簡単で、重曹を溶かした水につけ置きするだけです。
つけ置きするスペースがない場合は、キッチンペーパーや布巾などに重曹水を染み込ませて、まな板の表面を覆う重曹パックでも効果があります。
お酢やレモンは強い酸性なので、匂いの元となる汚れを溶かす殺菌効果があります。
お酢やレモンの果汁はつけ置くほど量を用意できないと思うので、こちらも水で薄めてつけ置きしたり、キッチンペーパーを浸してまな板をパックするのがおすすめです。
いずれも身近にあるものでにおい消しができるので、使いやすいもので試してみてくださいね。
ここまでで、まな板の匂いは重曹やお酢、レモンなどで消すことがわかりましたが、頻繁に消毒するのも手間がかかると思います。
そこで、そもそも匂いをつきにくくする方法があるのかについても調べてみました。
まな板から魚や肉のにおいを消すポイントはすぐ洗うこと?
まな板のにおいの原因のひとつは、生肉や生魚を切ったあとに残るタンパク質です。
包丁で食材を切ると、まな板の表面に細かな傷ができるため、その溝に生肉などのタンパク質が残り雑菌が繁殖します。
この雑菌がにおいを発生させる原因になるため、生肉や生魚を切ったあとはすぐにまな板を水で洗い流すようにしましょう。
このとき、お湯を使うのはNGです。
お湯を使うとまな板に残っているタンパク質が固まってしまい、逆に落としにくくなってしまうんですね。
お湯のほうが殺菌力が高そうなイメージがありますが、まずは流水をかけながらスポンジなどでよくこすってタンパク質を洗い流しましょう。
十分に洗い流したら、あらためて食器用洗剤などを使用して丁寧に洗えば、においがつきにくくなります。
ただし、どんなに丁寧に洗っても蓄積した汚れから雑菌が繁殖する可能性はあります。
そのため、最初からまな板に食材が触れないよう、生肉や生魚を切るときは開いた牛乳パックを敷くなどの工夫をしている人もいます。
牛乳パックを敷くのは効果もあり、簡単にできる方法なので、気になる人は参考にしてみてくださいね。
木のまな板の洗い方や保管方法!ポイントは乾燥させること?
まな板のにおいの原因のひとつは、カビです。
カビは湿気を好むものなので、カビの繁殖を防ぐためにもまな板はきちんと乾燥させましょう。
先に説明したように、まな板はしっかり流水で流して溝の汚れをかき出すようにしっかり洗いましょう。
そして、洗い終わったらそのまま立てかけるのではなく、タオルや布巾などで表面の余計な水分を拭き取ってください。
これだけでも乾くのが早くなりますよ。
そのあとは、なるべく風通しのよいところに立てかけるなどして乾きやすいようにしましょう。
その際、天日干しは殺菌効果があるのですが、濡れたまな板をいきなり日光に当てると、急な温度変化で割れたり歪んだりしてしまう可能性があるので、直射日光は避けるのがおすすめです。
しっかり乾燥したことを確認したら引き出しなどにしまっても大丈夫ですが、保管場所もなるべく湿気の多いところは避けるほうが良いですね。
ちなみに、木製のまな板には様々な素材がありますが、檜(ひのき)やヒバという木材から作られているまな板は抗菌作用があるため、カビが発生しづらいのでおすすめです。
木材(木の種類)ごとに特性が違うので、木製のまな板を購入するときは木材(木の種類)も意識して選んでみるといいかもしれませんね。
まとめ
以上、今回は木製のまな板のにおいを消す方法やにおいがつきにくくなる洗い方をまとめました。
木製のまな板には漂白剤が使えないですが、身近にあるものでにおい消しができるので、定期的なメンテナンスの際はぜひ参考にしてください。
また、日頃のちょっとした工夫でにおいはつきにくくできるので、ぜひすぐ洗う・しっかり乾燥させるという「ちょっとした行動」を意識してみてください。