肌寒い時期や運動で汗を書いたあとなど、あたたかいお風呂やシャワーが恋しくなる方もいるのではないでしょうか?
ただ私の場合、特に気になったのが一人暮らしの時のガス代です。
普段はシャワーで済ますことも多かったのですが、湯船にお湯を張ることが多くなったりすると、いつのまにか光熱費が高くなっていてひやりとした、なんて経験もありますね。
振り返ってみると、その原因は給湯器の温度設定にあったのかもしれません。
そこで今回はガス代の料金を下げるコツについて、温度設定の側面から考えてみたいと思います。
ガス給湯器の設定温度は上げすぎないように注意!
ガス代とは、ガス燃料を使うことで使われた燃料のエネルギー代の料金のことを指します。
(つまり基本料金を除けば、ガスをどれだけ使ったかで料金が決まります。)
ガスの使用量は「時間」と「温度」で決まります。
同じ温度設定なら時間が長くなるほど使用量は増加し、時間が同じなら設定温度が高いほど使用量は増加するわけです。
ですから、ガスの燃料を賢く節約するためには設定温度の管理は非常に重要です。
必要以上に温度を上げすぎてしまうとガス代も上がってしまいますので設定温度を上げすぎないように注意する必要がありますね。
使用する場所や時期で設定温度を変えよう!
外の気温が寒い日などは、つい温かいお湯に惹かれてしまいます。
冷えた体を温かいお風呂で癒やしたくなったことは誰しもあるでしょう。
この時ちょっと視点を変えて、お風呂(ガス)だけに頼らず暖房やこたつ、ホットカーペットなどの暖房器具を活用すると、お風呂の設定温度を本来の設定温度よりも若干下げても違和感なく利用することが可能になる場合があります。
冷えた体をお風呂やシャワーだけで温めようとすれば、それだけエネルギーが必要になります。
その前にワンクッション挟むことで、お風呂はそんなに熱くしなくても良い場合があるということですね。
お風呂とシャワーのガス代の比較(目安)
同じ設定温度でも、「お湯を出し続ける時間」によってガス代は大きく変わっていきます。
エネチェンジの情報によれば、例えば一人暮らしの場合、「浴槽1杯分のお湯をためるのに必要なガス代は70円」だそうです。
世帯人数が増えれば単純な比例とは言い切れないものの、ガス代はこれよりも増加します。
一方、シャワーの場合は20分程度使ってようやくお風呂一回分のガス代と同じになるそうです。
こう書くと、「なんだシャワーのほうがコストがかからないじゃん」と思いがちですが、これはあくまでガス代だけで見た場合の話です。
実際には水道料金の問題も含んでいます。
詳細は下記「エネチェンジ」の記事をご確認いただければと思いますが、結論だけ言えばどちらもほぼ変わらないようです。
強いて言うなら、シャワーはお湯が残らない、お風呂は湯船にお湯が残っているので追い焚き等でガスを使わない場合でもお湯を再利用することが可能、という違いがあります。
( 参考:エネチェンジ )
1℃下げるだけでこんなに差が!?
給湯器の設定温度を1℃下げるだけで、実は3円も節約が可能です。
その理由としては、夏よりも冬などのガスの需要が高くなることで、そもそもの料金(単価)がかわっていることも挙げられます。
詳しくはここでは書きません。
各電力会社の公式サイト等で電気代の仕組みについて説明されている箇所を参照してみるのもいいかもしれません。
ガス代が気になるけれど温かいお風呂に入りたい方は、2リットル程度のペットボトルに熱いお湯(お風呂の温度よりも高い温度のお湯)を入れて浴槽に沈めるとガス代の節約になりますので是非お試しください。
湯船の中に入れると湯たんぽのようにじんわりと温かくなります。
かさましもされるので、水道代が気になる方にもおすすめです。
最後に
オール家電のご家庭も増えてきたかと思いますが、ガスを使っているご家庭もまだ多いかと思います。
ガスに限った話ではないですが、光熱費は必要な経費とは言うもののできることなら低く抑えたい部分ですね。
ちょっとしたことかも知れませんが、「チリも積もればなんとやら」ですからできることから初めてみるといいでしょう。