皆さんは、カメムシを発見したときどうやって駆除していますか?
カメムシ特有の嫌なニオイを発せられると思うと、なかなか蚊やハエのように叩いてしまうこともできず、どうしたらいいか困る人も多いですよね。
今回は、カメムシの駆除におすすめの方法とそれぞれの効果について調べてみました。
カメムシ駆除方法の選択肢
カメムシの嫌なところは、あの強烈なニオイを発するところですよね。
ですから駆除する時のポイントは、「いかにニオイを発せさせずに駆除できるか」というところだと思います。
それを踏まえてカメムシを退治する方法を調べてみると、大きく分けて以下の3つの方法があるようです。
・トラップを使う方法
・殺虫剤や農薬などの薬品を使用する方法
それぞれのやり方にメリット・デメリットがあるので、それも合わせて順番にご紹介していきますね。
ハーブを使った駆除方法
まず、ハーブを使った方法をご紹介します。
カメムシはハーブ系の匂いが嫌いなので、この匂いを使ってカメムシが寄ってこないよう対策することができます。
特にハッカなどミント系の香りを苦手としているようなので、ハッカ油を使ったハッカスプレーを利用すると手軽に対策ができますよ。
(商品一例:楽天市場)
⇒ 「ハッカ スプレー」の検索結果(Amazon)
ちなみに、このハッカスプレーは以下のようなハッカ油、エタノール、精製水を混ぜるだけで自分でも簡単に作れます。
(商品一例:楽天市場)
⇒ ハッカ油P 20ml(アロマ・お風呂・虫よけ)(Amazon)
どれも薬局などで簡単に手に入る材料なので、スプレー自体を購入するよりもたくさん作れてリーズナブルな方法と言えそうですね。
メリットとしては、殺虫剤や農薬のように体に害がないので、小さなお子さんがいる家庭でも安心して使えたり、洗濯物にカメムシがつかないよう対策をするのに適しています。
また、ハッカの匂いはゴキブリや蚊、ダニなども嫌うのでカメムシ以外の害虫対策としても効果的と言われています。
ハッカスプレーのスーッとした匂いや吹きかけた時のヒンヤリ感覚は、消臭スプレーや夏の暑さ解消、鼻詰まりの解消など様々な用途で利用できるので、カメムシ対策にとどまらない利便性の高い方法と言えるのではないでしょうか。
デメリットとしては、ハッカの香りがする間しか効果を発揮できないので、数時間に1回など、こまめにスプレーする必要があります。
また、あくまで虫を寄せ付けないようにする忌避剤なので、殺傷力がなかったり、匂いが弱いと効果が弱い場合もあるそうです。
こうした観点では、殺虫剤や農薬などと比較すると、駆除効果は弱いと言えそうですね。
トラップを使った駆除方法
続いての駆除方法は、ペットボトルを使ったトラップです。
これは屋内などでカメムシを発見した際に、嫌なニオイを出させずに捕獲するのに便利な道具です。
作り方は簡単で、ペットボトルの上から3分の1くらいを切って、飲み口側が下になるように差し込み、外れたり隙間ができないように縁をテープで固定するだけでOKです。
カメムシを発見したら、静かにペットボトルの縁でカメムシをすくい取れば勝手に滑ってペットボトルの底に落ちてくれるので、捕まえる時につぶしてしまったりニオイの反撃をされる事が少なく、もしカメムシが嫌なニオイを発してしまった場合でも、ペットボトルの中にニオイを閉じ込められるので、被害が出にくいのが特徴です。
ペットボトルの中に中性洗剤や残ったてんぷら油などをいれておくと、カメムシがトラップから逃げ出すのを防ぐことができます。
この方法のメリットとしては、殺虫剤のように体に悪影響がなく、お金もほとんどかからずに用意できることです。
また、死骸などを自分でさわらなくていいのも、虫が苦手な人にはありがたいかもしれません。
一方で、カメムシがペットボトルに溜まる様子はあまり気持ちの良いものではないので、中身が見えないよう紙などで周りを包んだり、溜めすぎずに処分することをおすすめします。
殺虫剤や農薬を使った駆除方法
最後に、殺虫剤や農薬についてもご紹介します。
殺虫剤には様々は種類がありカメムシ専用の殺虫剤などもありますが、口コミなどで効果がありそうなものをいくつかピックアップしてみました。
以下の2つはカメムシ専用の殺虫剤で、どちらもすぐにカメムシ動きが止まるなど殺傷力が高いという声が多かった商品です。
(商品一例:楽天市場)
⇒ 住友化学園芸 カメムシエアゾール 480ml(Amazon)
(商品一例:楽天市場)
⇒ カメムシコロリ [300mL](Amazon)
「殺虫剤は体に悪いので心配」という方には、凍らせて駆除するスプレーもおすすめです。
(商品一例:楽天市場)
⇒ フマキラー 殺虫スプレー 凍殺ジェット 300ml(Amazon)
殺虫剤成分が入っていないので、お子さんやペットのいる家庭など殺虫剤が使えないご家庭でも使用できるのが嬉しいですね。
また、簡単に言えば虫を凍らせるだけなので、カメムシ以外の虫にも使用できるのも特徴です。
続いて、園芸用の農薬も調べてみましたがこちらも種類が豊富にあるようでした。
ベランダのプランターなどの広さであればスプレータイプが簡単ですし、庭などもう少し広い場所に散布したい場合には、希釈して使用するタイプがコスパが良いと思いますので、使用する場所や頻度に合わせて使いやすいタイプの商品を選んでみてくださいね。
(商品一例:楽天市場)
⇒ 住友化学園芸 殺虫剤 ベニカベジフルスプレー 420ml(Amazon)
(商品一例:楽天市場)
⇒ 住友化学 殺虫剤 スミチオン乳剤 500ml(Amazon)
殺虫剤や農薬などいくつかの商品を紹介しましたが、共通して言えるメリットは他の方法と比較して殺傷効果が強く、即効性が高いということです。
ニオイを出させる前に駆除することができるので、心強いアイテムですよね。
一方で、それだけ効果が強いということは、人体への影響も心配されます。
使用する際は、お子さんやペットなどは別の部屋に避難させ、自分もマスクを着用したり使用後の換気をしっかり行うなど、健康被害が発生しないよう注意してくださいね。
また、吹きかけが弱いと噴射してから動かなくなるまでにカメムシがニオイを発してしまうことがあります。
駆除するときは使用書をよく読んで、一撃でやっつけられるように思い切って使用するほうがおすすめです。
結局どれが一番効果あるの?
ここまで、大きく分けて3つの方法を紹介しましたが、どれが一番効果的な方法なのでしょうか?
どの方法もそれぞれメリットとデメリットはありますが、一番効果が高い方法はやはり殺虫剤を使用する方法のようです。
上でご紹介した凍らせて退治するタイプのスプレーであれば、効果を保ちつつも健康への悪影響を抑えられるので、安心して利用できるのではないでしょうか?
このタイプは殺虫剤の成分で吹きかけた部分がベタついたりすることもないので、後処理もラクにできるし、他の虫にも効果的なのでかなり便利な商品だと思います。
もっとコストを下げたい、多少なら虫に立ち向かうのも平気、という方にはペットボトルのトラップを使ってサクッと捕まえてしまう方法が一番安くて簡単にできるのでおすすめの方法です。
カメムシが大量発生して困っている人は、スプレーなどを購入するとそれだけ費用もかかってしまうと思いますので、ペットボトルトラップで捕まえることに慣れてしまうもの一つの手かもしれませんね。
まとめ
以上、カメムシの駆除方法についてまとめました。
カメムシは4月〜10月と発生時期が長く、特に活動時期に入る春や越冬のために備える秋に家屋に発生しやすくなるそうです。
大量のカメムシが発生しても大丈夫なように、それぞれのメリット・デメリットを踏まえてご家庭にあった方法で対策を検討してみてくださいね。