「私、冷え性なんです。」という人の中には、季節に関係なく体の冷えを感じている人も多いかと思います。
冷えを感じる部分は、手・足・お腹・腰周りなど人それぞれです。
特に妊娠を考えている人にとって下半身の冷え性は妊娠しにくくなるという話もあるようですので、不安に感じているのではないでしょうか?
対策の一つとして、下半身の冷えを解消して妊娠しやすい体質にするため、冷え取り靴下を履いている人もいらっしゃるかと思います。
私も気になるのテーマなので、これから試してみようと思っている方や、もうすでに試しているけど本当に効果があるのか不安に思っている方のために、本当に冷え取り靴下は効果があるのかを調べてみたいと思います。
冷え取り靴下で冷え取り健康法!実践した人が語るその効果
まずは、冷え取り健康法について調べてみました。
「頭寒足熱」という言葉をご存知でしょうか?
「上半身は涼しく、下半身は温かく」ということを示した四字熟語です。
下半身の温度を上半身の温度に近づけることによって体調を整えることができます。
個人差はありますが、上半身の体温は35℃~36℃代前後かと思います。
冷え取り健康法は、上半身よりも5℃くらい低い下半身の温度差をなくすことで、血行をよくし体内に蓄積されている老廃物を排泄しやすくします。
内側から体の不調を整えてくれるのが冷え取り健康法です。
その冷え取り健康法に使われるものとして「冷え取り靴下」があります。
冷え取り靴下には履いているだけで保温性があるため、血行がよくなり半身浴と同様の効果があり冷え性の改善が期待できます。
最近では、保温性だけでなく保湿性の効果もある冷え取り靴下も販売されています。
(※「冷え取り靴下」の検索リンク)
株式会社シルク生活 によれば、冷え取り靴下の正しい履き方は、
② 綿かウールの5本指の靴下を重ねて履く
③ シルクの先丸靴下を履く
④ 最後に綿かウールの先丸靴下を履く
という形で、最低4枚の靴下を重ねて履くことを推奨していますね。
4足履いてもまだ冷えを感じる場合には、更に重ねて靴下を履きます。
冷えが取れない人は10足くらい靴下を履く人もいるそうです。
初めて冷え取り靴下をする方は2足からはじめてみるといいかもしれません。
慣れてきたら徐々に増やしてみれば違和感を軽減できるかと思います。
実践された人の中には、なるべく締め付けられないものを選んだり、4足も履くのは面倒だと感じる人は「2足+レッグウォーマー」を使用するなど、自分なりにアレンジしている人もいるようです。
自己流でアレンジした場合には効果が薄れてしまうリスクもでてくるかと思いますが、いきなり4枚重ねて履くことに抵抗がある人は、冷え取り靴下の実践を続けるためのステップとして、上述のように実践しやすい形を1段階挟むというのはアリかもしれませんね。
ちなみに、冷え取り靴下を実践された方の中には「足元が暖かくなり上着が無くても冷えを感じなくなった」など、一度履くと病みつきになる人もいるようです。
(※個人差はあると思いますが)
妊娠しやすいからだとは?冷え取り靴下以外の冷え取り健康法
妊娠を希望している人にとって、妊娠しやすい体とはどのようなものか気になりますよね。
妊娠しやすい体にするためには、ストレスを溜めないこと、適度な運動をすること、冷え性対策をとることが重要です。
冷え性改善は妊娠しやすいからだにするためにはとても重要なポイントのようです。
冷え性は妊娠しやすい体づくりの大敵です。血行が悪いと卵巣に酸素や栄養が十分に届かず、卵巣機能の低下を招くのです。
(引用元:医療法人社団公和会 中村記念愛成病院 )
と記載されています。
冷え性の場合、生理不順や子宮筋腫、子宮内膜症などの症状を引き起こすとも言われています。
冷えを解消するには、体内から温めるのが良いとされています。
体内を温めるには、冷たいものは飲まずに白湯など温かい飲み物を飲んだり、体を温める性質のある寒い地域で作られた食べ物を食べましょう。
そして、足元は冷え取り靴下で温めてみましょう。
冷え取り健康法は、冷え取り靴下以外にも「正しい半身浴」、「食事の際に食べ過ぎない」、「心の健康」などがあります。
先ほどご紹介した株式会社シルク生活のHPの情報を整理すると、
半身浴は冷え取りの基本で、お湯の温度(37~39℃)目安にし、みぞおちから下をつけ最低でも20分から入る。
入浴時間に特に制限はありません。
但し、のぼせない程度にはいりましょう。
お湯がぬるくなったら追い炊きかお湯を足してください。
昔から食事はよく噛んで食べましょうと言われています。
病気のほとんどの原因が食事であるとされています。
よく噛んで腹八分目を目安にして食事をするようにしましょう。
また、体を温める性質の食べ物を食べることにより、内面から体を温めてくれます。
心の健康とは、いつもイライラしたり不安になったりストレスを感じてしまうと、頭に血が上りやすくなり足元がますます冷たくなってしまいます。
心を穏やかにすることによって心の健康が保たれます。
軽い汗を流せるストレッチなどの運動をしてみるのもよいかもしれません。
これらの冷え取り健康法を実践することにより、冷え性を改善する効果が期待できます。
では、冷え取り健康法を実践して効果があるのかを調べてみましょう。
効果を感じないという意見も!!
冷え取り健康法を実践して効果があったと感じた人は、女性だけではなく男性でもいるようです。
冷え取り健康法を実践して効果があったという人の中には「足が軽くなった」「長年不妊で悩んでいたが妊娠することができた」「冷え性が改善された」などの声がありました。
(参考:ひえとりソックスのお店 utatane )
どの意見も冷え取り靴下だけではなくて、半身浴やストレッチなどの運動、食事に気を付けるなどを実践しています。
また、効果を感じなかったという意見の中には「効果はあったように感じたものの一生履き続けたり、どんどん靴下を重ねる枚数が増えていきそう」という思いがあり、途中でやめてしまった人もいるようです。
さらに「靴下を何枚も履くのは足が圧迫されて血流が悪くなってしまったり、綿の靴下は汗が乾きにくいため冷える原因となることもあるため逆効果である」という意見もあります。
効果を感じないと感じるようになると、モチベーションの維持にも悪影響を与えるので実践の継続が困難になります。
たしかに効果を感じないのであれば続けても意味がないということになりますからね。
それは私も理解できます。
ただ、何事もそうですが、効果を感じるためには、一定期間、毎日続けてみることが大切ですね。
その上で、効果を感じないようであればその方法は自分には合わないと結論づけて実践をやめる、という判断はアリだと思います。
冷え取り靴下を実践するタイミングは、一日中履いているのが理想です。
お出かけするときには、スニーカーであれば足を圧迫しないよう紐を緩める。
気になる場合には、重ね履きする靴下を4枚ではなく2枚程度にしてみるなど調整してみてはいかがでしょう?
また、日中に履くのが難しいということであれば、夜だけ履いてみてはいかがでしょう?
理想は一日中履くことですが、毎日続けることにより少しずつ効果を感じられるかもしれませんからね。
まとめ
子供の頃、靴下を履いていないと祖母から「冷えるから靴下を履きなさいね」と言われたことを思い出しました。
それからはなるべく夏でも靴下を履くようにしていましたが、大人になってからは夏になるとサンダルを履く機会が増え、素足でいることが多かったように思います。
改めて、祖母が言っていたことを思い出し、あのときの言葉は「足が冷える」だけではなく「体が冷える」という意味だったのかなと、言葉の真意を考えることができて、ちょっと心が温かくなりました。