年賀状などハガキを郵送する時は、一般的に右側に住所、中央に相手の氏名や企業名等を書きますよね？
手書きで書く場合でもプリンター等の印刷機器を使う場合でも、普段はそんなに気にしないことなのですが、時々悩むことがあります。
それは「住所が長い場合にどこで改行すればいいか？」という問題です。
できることなら一行にスッキリ収めたいところですが、地名が長かったりマンション名などが長かったりすると、文字を相当小さくしなければいけませんし、それでもスペースが足りなくなってしまう可能性もあります。
私は今までなんとなくキリの良いところで改行することが多かったのですが、ルールのようなものがあるのか気になったのでちょっと調べてみたことを整理したいと思います。
長い住所を年賀状に書くのが難しい
通常、年賀状に住所を書くときには、都道府県から書くのがマナーです。
地元のお友達同士で年賀状を送るような場合はともかくとして、特に目上の人や仕事の取引先などに年賀状を送る場合は必ず都道府県名から書くようにしましょう。
ただし、都道府県から住所を書くと意外に住所（文字数）が長くなってしまうことがあります。
せっかく年賀状を出すのであれば、バランスよく住所が書かれた、きれいな年賀状を出したいですよね？
でも改行位置をどこにしていいか悩みます。
一般的には地名で一旦改行して、その後、2行目にマンション名などを書く事が多いでしょうか？
（私の場合はそうすることが多いです）
年賀状ソフトを使用している場合は自動でレイアウトしてくれるものもあるかと思いますが、住所録の登録の仕方によって改行位置が変わってくる場合もあります。
番地も含めて短い住所であればいいですが、長い住所だとキリよく番地まで収まらない場合もありますし、変なところで改行するハメになったら見た目も悪くなってしまいますね。
そこで、住所を書く際のルールとか、上手に住所を書くポイントなどがあるのか調べてみました。
年賀状の住所の改行ポイント
住所は無理に１行に書く必要はありません。
長い住所の改行ポイントを誤ると、メリハリのない美しくない表書きになってしまいます。
では、どこで改行するのがいいのでしょうか？
改行位置のポイントとしては2箇所考えられます。
1つ目は「市区町村」の位置で区切り、「番地」を2行目に書くパターン。
ちなみ縦書きの番地（数字）は漢数字で書き、横書きの場合はアラビア数字を用いるのが一般的です。（※補足は後述）
そして2つ目は「番地」までを1行目、改行して2行目に「ビル名やマンション名、部屋番号等」を書くパターン。
いずれの場合も「1行では収まらない場合」という前提になります。
1行で収まるのであれば1行で書いたほうがスッキリします。
また、2行に分ける場合は1行目よりも一回り文字を小さくして、1行目の住所の書き出しポイントよりのも下げた場所から書きはじめるとバランス良くなるようです。
2行目は文字数が少ないケースがほとんどかと思いますので、文字数に合わせて1行目と「お尻を揃える」イメージで書くと良いでしょう。
住所は2行まで?
次に住所は何行まで改行して良いかという点について。
結論から言うと、住所は2行までに収めるのが一般的です。
2行以内に収まるように書くと、読みやすくて見た目も美しく仕上がります。
とはいえ、例えば京都府などでは2行でも収まらないような、非常に長い住所（地名）もあるようです。
そういう場合はこのルールに縛られずに臨機応変に3行にしても問題ありません。
ただし、その場合も改行位置はキリの良いところを意識するようにしましょう。
（参考：筆まめネット）
年賀状の住所を綺麗に書くポイント
年賀状は文字の大きさや配置で全体的なバランスが変わるため全体の仕上がりを意識しましょう。
年賀状の住所を書くときには、宛名よりも小さく書きます。
また、住所の書き出し位置にも注意しましょう。
書き出す位置は郵便番号の右枠下ギリギリから書くのではなく、一文字あけて書き始めるとバランスがよくなります。
さらに、番地やマンションの部屋番号などは漢数字で書きますが、マンション番号などは3桁以上のものもあり、長くなってしまうこともあります。
最近では、そのような時には算用数字で書いても問題ないという考えも浸透してきているため、マナー違反にはならないようです。
例えば、住所の番地は漢数字とし、マンションの部屋番号は算用数字とするということも可能です。
まとめ
年賀状といえばウラ面のデザインや、一言添えるメッセージに意識が集中しがちです。
でもオモテ面の住所・宛名書きも重要なんですね。
私も今までそこまで深刻に捉えていませんでしたが、年賀状を受け取る人によってはこういう部分もしっかり見られるかと思うと、気が抜けないなあと感じました。
ただ、一度覚えてしまえばそんなに難しいことではないと思いますので、これから年賀状やはがきを書く際には住所・宛名書きの部分から注意を払って書くように心がけようと思います。
