日本人の苗字(名字)といえば、佐藤さんや鈴木さん、高橋さん、田中さんなどが代表的なものとして思い浮かびますでしょうか?
みなさんの知り合いの中にもこのあたりの苗字がわりと多いかと思います。
一方、世の中には読めそうで読めない苗字が存在します。
なかには、難読苗字もありますよね。
例えば以前見たテレビ番組で「十五夜」さんという方が出演されていたことがあります。
当時も「珍しい苗字だな」と印象に残っていました。
最近ふとそのことを思い出したのですが、読み方がどうしても思い出せず気になっていました。
そこで今回は「十五夜」という苗字の読み方について、実際に存在する苗字なのかの再確認と「十五夜」という苗字の人は全国に何人くらいいるのかを調べてみたいと思います。
苗字の十五夜の読み方
「十五夜」は一般的には「じゅうごや」と読みますよね。
満月をイメージする人も多いのではないでしょうか?
ただ苗字としてはほとんどお目にかかったことがないので、テレビ番組で「十五夜」という苗字があることを知った時はとても驚いたように記憶しています。
肝心の「十五夜」という苗字の読み方ですが、なんと「もちづき」と読みます。
「もちづき」=「望月」というほうが馴染みがありますよね?
「十五夜」さんという苗字で漢字だけみると、月に何か関連しているのかなということは感じられますが、「もちづき」という読み方をするのは想像しにくいですね。
参考まで調べて知ったことですが、月にちなんだ名字は他にもあり、「十五夜」(もちづき)のほかに、「三五月」「十五月」「持月」「餅月」なども「もちづき」と読みます。
覚えておくといつか役に立つかもしれません。
(参考:Googleブックス「日本の歴史や文化が見えてくる 名字の秘密」より )
十五夜さんの由来
次に十五夜さんという苗字の由来について調べてみましたが、「十五夜」(もちづき)さんという苗字に関しての明確な由来は見つけることができませんでした。
そこで、「もちづき」は「望月」と書く場合が多いため、今回は「望月」(もちづき)さんの由来について参考情報としてまとめてみたいと思います。
古代の人は「太陽」「月」「星」などの天体を信仰の対象としていたとされています。
「天」「月」「日」「星」「雲」「雨」などの漢字が含まれている苗字の多くは信仰心から生まれたものです。
太陽信仰が元となっている苗字には「日野」「日置」「日向」などがあります。
今回の「望月」や「秋月」などは月信仰であるとされており、「望月」は満月を意味する言葉です。
満月といえば十五夜(中秋の名月)を指すこともあるため、「十五夜」や「十五月」と書いて「もちづき」と読む苗字もあります。
ちなみに、秋の十五夜の満月の夜にススキを飾ってお供え物をする風習は、実りの秋に女神を祭り感謝するという意味があり、ススキを飾るのは女神が降り立つためのものであるとされています。
ススキは単に秋の風物詩として飾っているものだと思っていましたが、実りの女神が降り立つためのものであるとは神秘的です。
(参考:Googleブックス「日本の歴史や文化が見えてくる 名字の秘密」より )
十五夜さんは全国に何人?
続いて「十五夜」(もちづき)さんという苗字の方が全国に何人いるのかというのを調べてみましたが、残念ながら見つけることができませんでした。
そこで、「望月」(もちづき)さんという方がどのくらい全国にいるのかを調べてみました。
今回ご紹介する情報は調査時点のものであり、都度更新されているかと思いますので誤差はご了承下さい。
名字由来net(※リンクは下記参照)によれば、「望月」という性は、
・全国の人数は、124,000人
「望月」という苗字は、静岡県(49,400人)や山梨県(14,900人)に多い苗字です。
東京(15,800人)や神奈川(12,800人)などにも多くいますが、ルーツをたどっていくと静岡県や山梨県の方が多いのかもしれません。
(参考:名字由来.net )
まとめ
今回は「十五夜」さんの苗字の読み方が気になったことから調べてみましたが、このような結果になってしまいました。
今回の結果は「十五夜」の読み方に関する情報ぐらいしか答えがわかりませんでしたが、もともと読み方を知りたい(思い出したい)というところからのスタートでしたので、最低限の目標は達成できたわけで、モヤモヤしていたものが多少なりともすっきりしました。
「十五夜」という苗字自体の方は実際のところどのくらい存在しているのかは知ることはできませんでしたが、月にまつわる珍しい名字が他にもあることを知るなど、新たな発見があったりしてそれなりに収穫はあったと思います。
また機会があったら(モチベーションが高まったら)情報を調べ直して掘り下げてみたいと思います。